お金の問題

投稿日:

おはようございます。

 

お金がらみの相談をよく受けます。

「生活に困っている。」

「お金をうまく使えない。」

「買いたいものも買えんでないか!」

「年金が少なすぎるんや!」

 

まあ、言いたいことは分かります。

 

相談に来る人の中で

十分な年金をもらっている人は少数です。

ほとんどが生活保護基準ぎりぎりの

月10万とか11万程度でしょうか。

 

その年金で家賃を払って

食費や日用品費を払って

歳をとってくると病気がちになるので病院代を払って

残りで・・・と思っても

残ったものは少なくて

自分の楽しみには使えるものがない。

 

皆さん一生懸命に節約して

ほとんどの人が限られたお金の中で生活しています。

 

ところが

お金が足りないときが出てくるんですね。

 

こんな時に高齢者にお金を貸すところがあるんですよ。

 

その制度とは

「年金担保融資」

 

これは、国が作った制度で

年金をもらっている人が低金利で借りられる少額のお金なんです。

(少額と言っても200万とか貸すんですよ!)

 

国が作った制度なのでどこでも借りられるわけではなく

指定された2機関だけで対応しています。

ひとつは「独立行政法人 福祉医療機構」

もう一つは「日本政策金融公庫」

(ここ以外で年金を担保にというところは違法です。)

 

イメージとしては年金の前借り。

なので、年金から毎月天引きで支払うようになり

2か月ごとに入ってくる年金額が少なくなります。

 

ということは

すでに今の年金額で

「生活が苦しい・・・」

と感じている人は

「ますます生活が苦しくなる」

という悪循環が発生するわけです。

 

相談に来た人の中には

年金担保融資を使っている人も多くいます。

返済額の変更も難しく

電話などで相談をしても受け付けてくれないことがほとんどですね。

 

この借入は自己破産をしても免除されることはありません。

払い終わるまでずっと続きます。

年金担保融資を借りて生活保護になるという高齢者も後を絶ちません。

 

ほんとにこの制度高齢者のためになってるの?

って、私なんかは思っちゃいます。

 

どうしてもお金が足りないときに

そりゃ必要な制度かもしれません。

ただ、もっと窓口で説明が必要なんではないのかな~。

「本人が窓口に来てきいてるんだから」

って言われそうだけど。

 

しかし!

この制度、同じように問題だと感じる人が多くいたので

「平成34年3月末の予定で申込受付を終了する」

と、決まっております。

とりあえず、めでたしめでたし・・・?

 

いや、それまでは続くし。

 

おまけに

代替え案として何を提示してるかっていうと

「生活福祉資金」

 

も~~~~

 

まだまだ言いたいことはいっぱいあるけど

とりあえず、このあたりで。

気になる人はこちらを見てくださいね。

http://www.wam.go.jp/hp/guide-nenkin-change-tabid-254/

 

では、金曜日です。

後一日、頑張っていきましょう!

 

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