これからのケアマネ4

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おはようございます。


先週からの続きです。

齊木先生の話は分かりやすく
聞きやすいものでした。

私個人の意見としてですが
分かりやすい、聞きやすいだけではなく
実はこれからのケアマネ
あるいは介護保険に携わる人
全員に向けた
かなり強烈なメッセージも入っていたように思います。

ITの進化により介護保険の分野でも
情報処理や通信の普及が起こり
AI技術の進化と活用できる情報量の増加が飛躍的に伸びています。

そもそも
今どきのケアマネが
「私パソコンのこと分からないんです。」
では、できる人とできない人の差はどんどん開きます。

それによって
正しい情報や連携先
活用できるサービスや社会資源など
利用者や家族に提供できるものが変わってきます。

例えば
安否確認ができるツールをどのくらい知っていますか?
その地域で配食サービスをしている企業を
何社知っていて、そのサービス内容まで把握していますか?
見守りや話を聞いてくれる
地域のボランティアや民生委員が分かりますか?
往診、訪問診療してくれる病院をすぐに紹介できますか?

また、仕事時間の短縮
利用者や家族だけでなく
関係機関との連携も短時間でスムーズにできるかどうか
そういうことも変わってきます。

これは

視点を変えると業務効率が良くなるということ。

業務効率が上がるということは
産業全体の成長にもつながります。

ただし、効率を追い求めるあまり
専門職としての倫理や
専門性を高めることを忘れてはだめだよ!
ということも。

結局は先週の話に戻るけれど
ケアプランだけを切り取って作るのがケアマネジメントではなく
利用者や家族の生活全体を見て支援を行うのがケアマネジメントで
その人、一人一人に合わせたケアマネジメントを行わなくてはいけない。

ITを活用するにしても
専門的な知識や技術をもって応用、適用していく。
新しいものの開発に対して意見を言い
それを実践において試行錯誤することで
誰もが使えるようにしていく。

そもそもが専門職としての方法論が先なんだ
と、言われていました。

ケアマネが行う業務は
多岐にわたってあります。
すごく大変なこともわかっていますが
それを、ただ「大変だ」と訴えても何も変わりません。

どのようなことを行っているのか。
それに対してどれだけ手間がかかり
どのような配慮や専門知識、技術を使っているのか。
そのために、どのくらいの情報量を持っているのか。
利用者や家族、関係機関と、どう連携を取っているのか。
そこに使われる技術はどのようなものか。
自分に足りない知識や技術をどのように補っているのか。

できる限り言語化して
残したり、周りに発信したり、共有したりしていきましょう。

そうすることで
新しいアイデアが産まれたり
連携先が広がっていきます。

アナログが悪いとは言いません。
できない人はできる人に手伝ってもらえばいいんです。

ただし

安易な便乗ではなく
自分のできることと
相手のできることを足していく意識
それによってお互いにWin-Winの関係が築けるようにしていきましょう。


こういったことが
今後のケアマネの地位向上にもつながります。

できることからやっていきましょう。


では、月曜日です。
今週も張り切っていきましょう。

 

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