やっぱり連携よね

投稿日:

おはようございます。


今年の4月から介護保険が改定されましたが
その中でも困るだろうなと思ったのが
通所介護の入浴介助加算。

知ってのとおり
3月までの入浴介助と同じことをしていたら
単位数は10単位下がります。

新しい「入浴介助加算Ⅱ」を取ると
今までよりも5単位増える。

その代わり新しい入浴介助加算Ⅱをとるのであれば
専門職が利用者の自宅を訪問して浴室環境を確認したうえで
入浴の自立支援を目指して
個別の入浴計画を多職種連携で作らなくてはいけません。

この個別計画を作ってそれを実行することで
自立支援になるのであれば
もちろん、この加算を算定しますが
3~4月の時点で、「全員取ります」なんて
ちょいと、わけの分からんことを言ってくる事業所もあったようです。

もちろん、ケアマネとしては
「個別計画を作ってくれてますか?」
「ご本人やご家族にちゃんと説明して、同意をとってますか?」
「どういった根拠で自立支援になると考えていますか?」
などを聞くわけですが
「いや、これはとってもいいんです。」
なんて、かみ合わない会話があったとも聞いています。

なのに

少し前に日本デイサービス協会が
「無理解なケアマネが多いために算定できない事業所がある。」
なんて調査結果を発表したもんですから
日本介護支援専門員協議会が反応して
今度はケアマネにこの加算について調査したんですね~。

結果

全く算定しないといってるわけじゃなくて
ケアマネから提案しているケースもあれば
何の連絡もないまま実績に点数を上げてきて
問い合わせると「検討中」というような話だったり
個別計画を作っていなかったりと
ケアマネの理解不足というよりも、お互いの連携不足という感じです。
https://www.jcma.or.jp/wp-content/uploads/kinkyuutyousahoukoku.pdf

こういったことを
お互いにどちらが悪いという話をするんじゃなくて
どうやったら利用者にとっていい支援になるかを
一緒に考えていければ解決できるのになぁ
と、残念に感じます。

た・だ・し!

めっちゃ残念なことが!!

この調査の中で
通所介護「入浴介助加算(Ⅱ)」の算定要件及びQ&Aは事業所内で確認されていますか
の質問に対して
96%が「確認している」ですが
3.6%が「まだ確認していない」と答えていること。

算定要件やQ&Aは後から出てくるので
知ってはいるけど、事業所内でまだ共有ができていないのだろうと思いますが
こういったものは早めに確認して、内容を読み込んでおきましょう。

そうしないと
そもそも、サービス事業所と検討自体ができませんよ。


では、今日も暑くなりそうです。
熱中症対策をして、前向きにいきましょう!

関連記事