介護サービスの質の評価

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おはようございます。

 

介護給付費分科会の話を続けます。

 

介護サービスの質の評価

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000175116.pdf

介護給付費分科会の資料を見てみましたか?

なんだかわけわかんない言葉が並んでると思いますが…。

 

でも、こんなのも少しは理解していないと

今後の方向性もわからないですからね。

国の言うことばっかり聞かなくちゃいけないってことではないんですが

これからどっちの方向に向いていくのか知っていないと

継続的に支援ができるケアプランって作れないと思うんですよ。

 

だから、わけわかんない言葉に付き合わなくちゃいけないってことです。

 

まず、5ページに書かれている質の評価で使われる言葉。

ストラクチャー

プロセス

アウトカム

 

・・・・・。

舌噛みそう。

 

ストラクチャー(構造)は説明にもあるように人の加配等、人的な配置。

プロセス(過程)は事業者がどのような訓練を行ったか等

アウトカム(結果)はサービスを行ったことで起こった変化等。

 

初めから素直に日本語で言ったらいいのに…。

 

それはさておいて

今まで人を多く配置したり

専門職を入れることで質の高いサービスが提供できる事業所には加算をつける

とか

それによって介護度が改善したり

社会参加ができるようになったりした場合に評価して加算をつける

などしてきました。

 

でも、昨日の記事と同じで

何をいい結果だととらえるのかによって、その評価って変わってくると思うんです。

また、高齢者は状態の改善と悪化を繰り返していくものです。

ある時点だけを見ればよくなっている人も

その数日後には悪化しているなんてこともしょっちゅうあるわけです。

それに、状態が改善したとして

「どのサービスが一番効果があったのか?」

と言われても、その判断は難しいと思います。

 

でも、でもなんです。

それをどれが一番効果があったかを分かるようにして

こんな状態の人にはこのサービスを提供すると介護度の改善につながる

この専門職を配置して、専門的なサービスを行うと効果が出る

ってことをやっていきたいんですね。

 

資料の16ページを見てください。

「介護保険は自立を支援するものなのに

実際には介護ばっかりしている。」

と書かれています。

 

17ページには「自立支援介護」を推進している人の意見が大きく取り上げられています。

 

私は介護度が改善することだけが「自立」ではないと思っています。

しかし、今の流れはそうなんです。

ある意味危険だと考えているのですが、介護の必要性を訴えるだけの根拠がありません。

もし、同じように考える人がいるのであれば

「介護でこれだけの自立ができた。」

というデータをとっていきませんか?

 

数値化するのは難しいと思いますが、介護にも大きな効果があると思うのです。

皆さんはどう思いますか?

 

では、今日も蒸し暑いですが

前向きにいきましょう!

 

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