先の人生を語ろう

投稿日:
紺色らいおんさんによる写真ACからの写真

 

おはようございます。

 

昨日はACPの話しになりましたが

このACP

医療も介護も福祉も

ただ今全盛期です。

(まだしばらくは続くと思います。)

 

全盛期なんですが・・・

一般の人に浸透しているかというと

それはまだまだ道半ばと言いましょうか

そこまでも行ってなくて

一歩、いや、半歩踏み出したところではないでしょうか。

 

テレビでやってる「終活」は人気があるけど

先日の小籔さんのポスターじゃないけど

厚労省が目指している「人生会議」の

周知は進んでいないというのが現状です。

 

なんで進まないのか?

 

先日も大きな病院の先生のお話を伺いましたが

病院でも国が出している意思決定支援のツールを使って

「いざという時のことを考えておきましょう。」

と言って、受診時に渡したりするのだそうです。

 

ところが、ほとんどの人が全く読んでくれない。

「次までに書いてきてね。」

と言っても書いてきてくれない。

「なかなか話にのってきてくれない。」

と嘆いていました。

 

前にも書いたと思いますが

例えば癌にかかって末期状態になってから

「どんな治療を受けたいか決めろ。」

と、言われても

それを決めるのはかなり難しいと思います。

 

だって、目の前に命の期限が迫っていたら

誰でもすごく怖いのじゃないでしょうか。

 

先のない話をするのは

たいていの人にとって嫌なものです。

だから、みんなそこから目を背けて話をしないんです。

 

でも、意思決定支援の本当の目的は

「これからの人生を語ること」

なんだと思っています。

 

昨日も書いたように

「こんな人生を送りたいんだったら

私はこういうふうに頑張らないといけない。」

と、気づくことで

自分で決めることに意欲がわくのでは?

 

意思決定支援は

これからの人生を語る場です。

 

最後を迎える話ばかりではなく

もっと早い段階

若い時から

自分のこれからの人生のことを

周りの人とたくさん語りあっておきましょう。

 

そういった場が、あちこちにできることが

1番望ましいのだと思います。

 

最後に

今日の話しにぴったりとは言えないかもしれませんが

意思決定支援の話しをするときに

いつも頭に浮かぶ言葉があります。

 

マザーテレサの言葉

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

 

では、今日も張り切っていきましょう!

 

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