制度改正に向けて

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おはようございます。

 

先日

「日経新聞に

介護利用料、高所得の高齢者は負担増へ

と書かれていた。」

と、ニュースで言っていました。

 

え?高所得ってどれくらい?

と思って聞いていると

「現役並みの所得のある人」

だそうで、現在の第3段階の人が対象のようです。

 

現在、介護保険の利用料負担は

制度開始のころからと同じ1割負担の人と

段階的に2割の人、3割の人がいます。

現役並み所得のある人はそのうちの一番負担が大きい3割負担です。

要介護5で3割負担になると

限度額が360,650円

この3割となると月に最大108,195円支払うようになります。

 

「うわ~!」

って言うくらい高いですよね。

 

これが毎月ではたまったものではありません。

 

なので

月の負担額上限が別に定められています。

 

現役並み所得の人は月44,000円が上限。

もし、限度額いっぱい利用したら

いったんは3割負担の108,195円支払い

3か月ほど後に上限の44,000円引いた

残りの64,195円が指定した通帳に戻ってきます。

 

しかし、今回のニュースでは

その自己負担の上限を44,000円から引き上げる検討を

厚労省と財務省が始めたというものです。

 

中には

「こんな報道が出ても反応見てるだけで

すぐに引き上げられることはないわ。」

という人がいますが

最近の国の動きは早いと思います。

ひょっとすると来年度の改正のときには

上限が引き上げられているかもしれませんし

そのつもりで検討を行うようです。

 

ただし、現役並み所得とひとくくりにせず

3段階程度に分けるつもりのようです。

現在の3割になる人は年収383万円以上

課税所得にすると145万円以上ですが

課税所得380万円以上(年収で約780万円以上)

課税所得690万円以上(年収で約1160万円以上)

と分ける予定とのこと。

 

まあ、最後の1160万となると

「そりゃ負担してもらいましょう。」

という気分になっちゃいますが・・・。

 

その他にも

2割負担となる人の対象を広げる

ケアプランの有料化

軽度者の生活援助サービスの負担増

を検討中とのこと。

 

やれやれ。

決めるのはいいけど、それを説明にまわるのはケアマネなんだから

準備期間がなく説明できないようなことはしないでね。

 

改正のための検討が本格化してきています。

資料も厚労省のHPにアップされていくので

必ずチェックしておきましょう。

 

では、金曜日です。

後一日頑張りましょう!

 

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