医療の改革2

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おはようございます。

 

昨日、病院の再編の話しをしましたが

他にも地域で生活する人たちに関係のあるニュースが。

 

今でも大きな病院を受診するときには

ホームドクターの紹介状が必要ですが

その対象となる病院を広げる話が出ているとのこと。

 

現在は高松では日本赤十字病院や

県立中央病院がその対象となっています。

初診で受診する場合は

ホームドクターや初めに診察をして

検査が必要と判断した医師からの紹介状が必要です。

ただ、ないと診てもらえないというわけではなくて

診療代以外に初診料5000円以上を払えば

診察してもらえます。

 

対象病院は500床以上のベッドを持つところでしたが

今回、もう少しベッド数が少なくても

その対象とするような話が出ています。

結論は今年度中に出して

来年度の診療報酬改定で実施する予定とのこと。

 

香川県は病院信仰が強い地域です。

在宅の高齢者でも

「施設に入るのは嫌だけど、病院ならいい。」

と言ったりします。

病院はすぐに診察してもらえるから安心とか

施設に入るというのはふうが悪いと考えるからでしょう。

以前に比べその傾向は下がってきたとも思いますが

それでも高齢者にとっては

病院=安心できる場所

なんだと思います。

 

前回、初診料を上げたときでも

それほど診察に訪れる人が減ったようには感じませんでした。

 

しかし、今回はどうなるでしょうか。

 

ただ、ちょっと考えてみましょう。

なぜこんな改正をするのか?

 

「病院の機能を分けて

高度な医療を提供する病院では

その専門性に特化した診療をしましょう。」

というのが国の考え方です。

 

それについてはもっともだと思います。

 

大きな病院で風邪ひきの診察を受けるのは

私もあまりお勧めしません。

ただ、風邪だと思っているものが

本当にそうなのかどうかは医師でもない普通の人には分かりません。

 

「だから大きな病院で検査してもらうんや。」

そんな声も聞こえてきそうですが

ここはぜひとも

自分の身近で

いろんな相談にものってもらえる

かかりつけ医(ホームドクター)を持ちましょう。

 

そこで診察してもらい

特別な場合に紹介状を書いてもらって

大きな病院を受診するようにしましょう。

 

今国は財政の引き締めに必死です。

社会保障費もどんどん削られていくでしょう。

「それはダメだ!」ということも必要ですが

自分でできる健康管理や受診の使い分けなど

医療が破たんしないように考えていきましょう。

 

では、今日は天気が悪そうです。

運転に気をつけて一日頑張りましょう!

 

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