医療の改革

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おはようございます。

 

なんか分からないけど

地域医療構想の会議にときどき出るんです。

県のケアマネ協議会として出席してるんですが

どのような意見を言えばいいのか・・・。

 

その地域医療構想の実現へ向けて

「成果指標を設けて中間的な達成状況を評価すべき」

と、財務省が言ってるらしいです。

 

つい最近では同じような機能を持つ病院が近くにある場合や

高度医療を行っていない病院の機能を統廃合しなさいと言っていて

香川県では済生会病院やさぬき市民病院など4つの病院の名前が挙がっています。

 

2025年度までにこれらの目標を達成するように求めているそうですが

地元の人間としては「いやいやいやいや~。」

って言いたい。

 

済生会病院もさぬき市民病院も

地元に密着した病院です。

一人暮らしの高齢者が入院したとき

すぐに自宅に帰れないことが多いんですが

少し入院期間を延長してくれることもあります。

社会的入院とも言われますが

必要なこともあるんですよ。

(無駄に長期入院させるのは反対ですが。)

 

これからますます高齢者が増えます。

単純に社会が高齢化するということだけでなく

認知症高齢者の増加に

身よりのないお一人様の高齢者も増えていきます。

そんな人達の支援を近隣の住人に求めるというのが国の考え方ですが

若い世代も楽に生きているわけではなく

自分たちの生活でいっぱいいっぱいの人が多いのです。

 

歳をとると病気になることが多くなり

どうしても通院、入院の機会が増えていきます。

 

近隣の住人で普段の支援はできるかもしれません。

しかし、退院直後の支援となると

心理的にも身体的にも負担が大きいと想像されます。

 

確かに医療費や介護給付費の伸びは大きく

このまま社会保障費が増えていくと

日本の財政上問題になることは理解できます。

 

ただ、医療の再編にしても

地域医療構想にしても

介護保険の給付費抑制にしても

現場のことを、地域のことを

しっかり調査したうえでの意見、判断なんでしょうか。

 

そんなことは微塵も感じられない

昨今の改革話し。

 

行先のない高齢者を作り出すのだけは

止めてほしいと思います。

 

では、夕方、日が落ちるのが早くなりました。

運転に気をつけて

今日も前向きにいきましょう!

 

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