合わせ鏡

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おはようございます。


昨日は認知症の研修でした。

認知症って誰が、いつなるか分からないですよね。
若年性の認知症もあるから
若いから自分は関係ないと思うのも危険。

私が知っている認知症の人で
発症が一番若かったのは40歳代。

いろんな利用者さんを見てきて
認知症って怖いと思う反面
悪いことばかりでもないとも思う。

ただ
もし、自分が認知症になったら
どんな感じになるのか?
そこは不安ですよね。

認知症になっている人の中でも
みんなに好かれる人もいれば
家族や介護職員とうまくいかず
常に怒っている人もいました。

今日の研修ではユマニチュードについても触れていました。

ユマニチュードはまずは遠くから
対象としている人の視界に入っていく。
そして、本人と目をしっかり合わせて
優しく話しかける。

この間、常に介護者(支援者)は
大げさなくらい笑顔で!

そして、手を触ったり
背中をさすったりしながら話しかける。

最終的には本人に立ってもらって
介助しながら歩いてもらう。

上手くいかなかったケアを思い返したとき
『自分の方を見てくれない人に
介護やケアなんてしてもらいたくないよね。

声のトーンで相手がどう思ってるか分かるし
相手が怒ってるトーンで話しかけてきたら
こっちだって怒って返していいんだよね。』

そんな、認知症の人の心の声が聞こえてきそうです。


そうなんですよ。

本人が怒ってしまうのは
介護者(支援者)がブスッとしたまま話しかけたり
介護や介助をしようといているからかもしれません。

いつも言っている
「自分と相手は合わせ鏡」だってこと。

相手に穏やかになってもらおうと思ったら
まずは自分が穏やかに、笑顔で接すること。

認知症ケアの基本だなぁ~と
そんなことを思った研修でした。


では、今日は少し暖かくなるようです。
でも、油断しないで
温度調節しやすい衣類を用意しましょうね。

 

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