意思確認と自己決定と経過記録

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おはようございます。

 

常に利用者の意思確認をして

自己決定の支援をしましょう。

 

介護、福祉職の人にとっては当たり前の話ですよね。

 

でも

その証拠(根拠)はどこにありますか?

きちんと記録を残していますか?

 

「毎回、きちんと記録を残しています!」

という方

お見事です!!

 

しか~し、その記録は、その日のうちに入力したものですか?

 

意地悪で言ってるんじゃないんですよ。

人によっては

「入力する日」

というのを決めて、その日に全部の記録を入れている人もいます。

 

まあ、ある意味効率的と言うんでしょうか。

「その方が集中してできる。」

という理由のようですが…。

 

しかし、私はそのやり方、反対なんですね。

 

どうしてかというと

 

まず、時間がたつと忘れることが多くて、十分な内容が入力できない。

時には、ほんとに必要な内容が入っていないこともあるんです。

 

そして、入力するまでの間に、利用者に大きな変化があった時

すぐに打ち出したり、対応することができない可能性がある。

 

もう一つ大きな理由は

何か事故があった時、苦情があった時に

記憶だけで答えたり、あわてて入力したりすると

「嘘を言っている。」

とか

「記録を改ざんした。」

と言われかねないことです。

 

今までは、医療と比べて介護は、訴訟などが少なかったんです。

でも、これからは増えると思われます。

 

事故が起こってけがをしたときや遺産相続

自己決定が妥当だったのかどうか

それを決めたのは誰か

どうやって決めたのか

その費用はどのくらいか

本人の資産を減らしてしまったのかどうか。

 

ありとあらゆることがもめごとの種になります。

 

そんな時に支援者が自分を守れるのは、記録しかないんです。

 

だから、記録を後回しにせず

なるべく早く、正確に残しておかなければならないんです。

 

忙しいのは分かります。

残業しろということではありません。

効率的に仕事をして、時間内に終わらせるように努力しましょう。

 

それが利用者のためでもありますし

何より自分のためになるんですよ。

 

では、月末の金曜日です。

忙しいでしょうが、元気に行きましょう!

 

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