最近の相談

投稿日:
FineGraphicsさんによる写真ACからの写真.

 

おはようございます。


最近、身寄りのない(少ない)高齢者の相談が増えています。

結婚していない。
結婚していたけど相手は亡くなり
子供もいない。
一人っ子だったので兄弟もいない。
兄弟はいたけど亡くなっている。
甥や姪はいるけど遠方であてにならない。
一度もあったことがないし、連絡もない。
などなど

何か困ったことがあっても
頼れる人がいないという人が相当数います。

若いときは困りません。

自由に生活してて
元気だから自分でなんでもできるし
人に頼らなくても大丈夫なんだけど
歳をとったときに困ることが出てくるんですよね。

できないことが増えて
だんだんと不安が大きくなってきて
そんな時にいい人に出会っていればいいんですけど
時には悪意を持って近づいてくる人もいます。

介護・福祉の仕事をしていると
いろんな場面に出くわします。

一人暮らしの高齢者に対して親切なふりをして近づいて
家の中にあるもの全部売り払われたこともありますし
通帳の中にあった預金がほとんどなくなっていたこともあります。

なんで?そんな人を信用しちゃうの?

と思うけど
優しく、親切にしてくれると
つい、「この人はいい人だ。」と思っちゃうんですよね。

気持ちは分からないでもないですが
ここで無粋な私は
つい、成年後見制度や任意後見制度の話をしてしまうんです。

相談者が求めているのは
「親切な人」
なんですけど、私ができるのは制度の中での話。

それでも、「親切な人」以上の支援ができると思っている。

成年後見や任意後見で
できるだけ早い時期に関わって
本人の人となりを知って
できるだけ本人の希望を叶える支援ができるように
そんな説明をしていきます。

本人のために使えるもの・支援を最大限活用して
思い通りの人生を過ごしてもらいたい。

介護・福祉に携わる人は
ただの「親切な人」で終わらない支援を目指していきましょう。


では、今日は曇りですが蒸し暑いです。
あと一日、笑顔でいきましょう!

 

 

 

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