死に方

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おはようございます。

 

皆さんは食べること好きですか?

最近の若者は食べずにゼリー飲料で済ませる人もいるらしいのですが
私たち世代はほとんどの人が
「食べるの好き」
「おいしいもの食べたいよね」
って答えると思います。

 

最近、いろんな人と出会う機会があるんですが
あるところで「食べる」を支援している看護師さんに会ったんですよ。

そこで話が盛り上がったんですが

昔、こんな人がいました。

それまで元気だったので
居宅の契約どころか相談もなかった方ですが

急にご飯が食べられなくなって
寝るばかりになったそうです。

家族が心配して主治医に相談
主治医が往診したところ、本人が

「もうすぐ死ぬから食べられなくなったんだから、放っておいてくれ。」

と言われたそうです。

医師はそうだろうなと思ったそうなんですが
家族は放っておくことができず
入院させようと救急車を呼んでしまいました。

ところが救急車が到着すると
「絶対に行かん!」

と、それまでとは打って変わって声を荒らげて拒否したので
救急車はそのまま帰っていきました。

 

最終的には意識が混濁してきたときに再度家族が救急車を呼び
そのときは入院することとなり
その後数日で亡くなりました。

 

何が言いたいかというと
人というか、生き物は食べられなくなったら死ぬんです。

それが当たり前なんですよ。

※胃ろうなど特別な処置をしている場合は今回は省いてね。

長生きしてほしいという家族の気持ちはわかるんですが
口から食べられるかどうか
これが人の寿命と直接的につながっているということです。

だから口の機能を大事にしましょう。

胃腸を大事にしておきましょう。

食べられなくなった高齢者に
無理やり点滴をして命を長らえさせるようなことは控えましょう。

生き物はいつか死にます。

その死に方を穏やかなものにしていきましょう。

ケアマネや相談員はそんな話も伝えていきましょう。

 

では、今日も寒いというか
雪の予報になっています。

運転に気をつけましょう!

 

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