見えない世界

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おはようございます。

 

高齢者体験ってやったことありますか?

ゴーグルをつけたり重りをつけたりして

視野が狭く、暗くなる体験や

身体が重くて動かない

膝が曲げられないなどの体験をするの。

 

それ専用の道具があって

身に着けることで高齢者になったような

疑似体験ができるものなんです。

 

まあ、これはこれで意味があると思います。

私も乱視がでてきて目の焦点が合いにくくなってるし

身体は重くて(いや、単純に太っただけやろって)動かしにくいし…。

若いときにはそんなこと気にしてなかったけど

歳をとるというのはいろんなところに支障が出る。

それを早くから疑似体験できるので

「高齢者はこんなことに不自由を感じている」

って理解しやすくなるんです。

 

ただ

「認知症の人が見てる世界は、体験できんよな~。」

って思ってたんですよ。

 

ところが

認知症の人が見てる世界を体験できるようになったんです!!

 

どういうことかというと

今流行りのVRで体験するんです。

 

VRで見る景色は大勢の認知症の人から聞き取ったもの。

 

例えば

車から降ろそうと思って手を引いて促しても

「怖い、怖い」

と言って、しり込みしてしまうときは

ビルの屋上から何もないところに飛び降りろと言われているようなもの。

VRでは自分は屋上にいて、足元には何もない

高くて怖い映像が見えています。

 

そうなのか~。

そりゃ怖いわ。

 

それなのに介護者は「はやく、はやく」と急き立てる。

 

大騒ぎをして、たたいたり、ひっかいたりするわけだ。

 

認知症の人にはどんなふうに見えているか

丁寧に、丁寧に聞き取って作っているそうです。

 

これが体験できるのは

まだ一部の地域(研修の開催が)だけみたいだけど

もし、地方でも開催されるのなら行ってみたい。

 

認知症の人と話をしているときに

その世界が見られない

共有できないことが残念で申し訳なかった。

 

こういったものが出来ることで

少しでもその理解がしやすくなるとありがたいなと思う。

 

すべてを理解することはできないけど

ちょっとだけ、その世界の端っこを共有することで

なぜそんなことを言うのか、するのか分かるようになればいいな。

 

これからこんな体験ができる機会が

あちこちに広がっていくことを期待してます。

 

では、月曜日。

今週も暑そうですが、頑張っていきましょう!

 

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