誰の支援か

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おはようございます。

 

先日、ケース会議の話しをしていました。

 

「なかなかうまく方向性が見いだせないときに

ケース会議などをしてみんなで意見を出し合ううんですよ。」

 

というのを

医療や介護、福祉の世界に関係ない人に説明してたわけです。

 

そうすると、一人の人が

「そんなん出来ますか?」

というんですね。

どういうことかな~と思ってると

「本当に調整できるんですか。

そんな場では医者の意見が強いんと違いますか?」

 

ほうほう、なるほど。

「いや、おっしゃる通り、医者の意見が強いですよ。」

と、返事をしたわけですが

何か思うところがあるようで

「ケアマネも医者に言われたらその通りにしてしまう。

社会福祉士も頑張ってない。」

と、厳しいお言葉が。

 

いや~、耳が痛いですわ。

 

確かにケース会議や担当者会議でも

医師が出席していたらどうしてもその意見に沿って話を勧めてしまいます。

 

だって、医師が一番偉いと思ってますからね。

 

しかし、今言われているのは

「本人の意思」

 

これが一番大事なんだ

ってことなんです。

 

意見を言ってくれた人もそこを言いたかったんだと思います。

本人の気持ちを無視した医療や介護の提供はしてはいけない。

(緊急性がある、命にかかわるような場合は別途検討が必要です。)

 

「まずは、本人の意思をしっかり確認しましょう。」

 

それと、今まで日本人は

「先生のええようにしてください。」

とか

「家族に任せています。」

と返事をする人が多かった。

 

でも、これからはそれではいけないんです。

自分がどうしたいのか

どんな治療を望んでいるのか

どんな介護を望んでいるのか

どんな生活、一生を望んでいるのか

それをしっかり考えて

意思表示しなくてはいけない時代になってきたんです。

 

これを言うと

「じゃあ、延命治療はしないでくれ。」

とか

「早く死ねというのか。」

なんて極端な意見が出てきますが

そうではなくて

その前に、自分の望む人生を送ること。

そこを話し合いましょうということなんです。

 

気持ちは途中で変わってもいいんです。

介護している家族の状況が変わることもあります。

それによって変更を余儀なくされる場合もあります。

 

その都度、その都度

自分の思いを家族や信頼できる医師、ケアマネ等と話あって

実現可能な「自分が送りたい人生」を目指していきましょう。

 

そんな利用者の思いが引き出せるケアマネでいましょう。

 

では、月曜日です。

今週も元気にいきましょう!

 

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