財務省の考える制度改正

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おはようございます。

 

介護保険給付費分科会はまだ開催されていませんが

財務制度分科会というものが25日に開催されたようです。

 

そこでは、先日来言っているとおり

「介護報酬を引き下げるべき」

と、再度強く提言したそうです。

http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia291025/01.pdf

 

特に訪問介護と通所介護について強く意見を言ったようで

訪問介護を利用できる回数を制限したり

一日の報酬に上限を設定したりしてはどうか…というより

もっと強い調子で、図るべき、するべきといっています。

 

通所介護については

機能訓練をほとんど行っていない事業所の基本報酬を低くすべき

と言っています。

 

機能訓練は必要だと思うんですが

「機能訓練などの⾃⽴⽀援・重度化防⽌に向けた質の⾼いサービス提供が

ほとんど行われていないような場合には

事業所の規模にかかわらず、基本報酬の減算措置も含めた介護報酬の適正化を図るべき。」

って言ってるんですね。

 

おまけに

「小規模の事業所のほうが報酬単価が高いのに機能訓練を実施しておらず

それらの質の⾼いサービスを受ける割合が低いにも関わらず

⾼い費⽤を⽀払う結果となっている。」

って。

 

なんなん、その言い方。

要するに医療系じゃないから質が悪いって言ってるんですよね。

 

いやいや、小規模の通所介護では

重度の認知症の人でも上手に対応してくれて

認知症の問題行動が軽くなったり、意欲が出てきたりって

すごく利用者の状態安定に貢献してくれてますよ!

 

医療も介護も、片方だけでは高齢者の生活って支えられないと思うんです。

どちらも必要なもので、両方そろって効果が出るものだと思いませんか?

 

リハビリや機能訓練が必要なことはわかります。

でも、それだけで自立できたり、重度化が防止できるわけではないですし

生活の質が向上するのかというと疑問です。

 

なんでも片方だけ、一つだけで解決できないと思います。

今はなんでも社会保障費の削減で語られますが

大事なところを見落としてしまわないようにお願いしたいものです。

 

では、金曜日です。

あと一日、前向きにいきましょう!

 

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