遺言書

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おはようございます。


昨日の話の続きです。

昨日の方が、その後どうされるのか
私は知らないのですが
もし、自分の資産を確実に誰かに渡したいと考えたとき
しなくてはいけないというか、お勧めしているのは
「今の意思を遺言書にして公証しておいた方がいいですよ。」
ということ。

そうすると

自分の意思がきちんと伝わり
亡くなった後もその思い通りに遺産を引き継いでもらうことができます。

ところが、日本人はこの遺言書を作成するのにも慣れてない。

こんな話をすると
「うちはそんなに資産ないから。」
「遺言書が必要なのは、揉める家だけでしょ。うちは仲いいから。」
「そんなことしなくても、家族が話し合って決めてくれるよ。」
「昔から長男が相続することに決まってるんだから。」
こんなふうな答えが返ってくることが多いですね。

ところがどっこい

ここでも時々書いてますが
亡くなったあと数年たってから
弁護士からケアマネの事業所や使ってたデイの事業所あてに
本人がいつからどんな状態だったのか
どれくらいお金を使っていたのか資料を出してください
なんて依頼がやってくる。

ああ~、相続人がもめてんだなぁ~
なんて、思うわけですよ。

だ・か・ら

自分の財産は、自分が生きてるうちにしっかり使って
何も残らないようにしておくか
全部行き先を、分け先を決めて「遺言書」に残しておきましょう。

書き方が分からなくても
今はインターネット上にいろんな雛形が載ってます。
本屋に行けば書き方本を売ってます。
公証役場に行けば、自分が言ったことを文章におこしてくれて
遺言書として有効な形に変えてくれます。

世の中は今までの家族の考え方とは違ってきています。
この人にこの財産を引き継がせたいと思ったら
そのように書いた遺言書を、きちんと残しておきましょう。

誰かが何とかしてくれる

じゃなくて!
自分がどうしたいか
どうしてもらいたいのか
心の中をしっかり覗いて、考えて、意思表示し、実行していきましょう。

人任せではダメですよ~。

それは今の高齢者だけじゃなくて
今は元気な私たち世代も一緒ですよ。

自分のことは自分で決めていきましょう!


では、金曜日です。
後1日、頑張っていきましょう!

 

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