まだまだ道遠かりし

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おはようございます。


昨日も毒を吐いてましたが(笑)
同じような話はあちこちでありまして
親族から本人の意向を無視した
施設入所の話や金銭管理の話もよく聞くのです。

先日の相談は
本人は在宅で一人暮らし。
子供はいなくて、そのほかの親族はいる。

金銭管理は親族のうちの一人に任せていて
それで本人は安心している。

家は持ち家なんだけど
本人が高齢であることを理由に
金銭管理をしている親族とは別の親族が
本人を施設に入れようとしている。

どうやら、これは本人の持ち物である
不動産を狙ってのことのようである・・・。

とのこと。

まあ、想像で話はできませんが
親族が本人そっちのけで
遺産分割でもめてる雰囲気。

ってか

本人、生きてるし。

おまけに本人は高齢でおとなしいけど
認知機能に問題はなく
自分の意思ははっきり言えてて
自分の家で最後まで暮らしたいって希望してるし
何を本人不在で勝手にやってんの??


昔、介護保険が始まる前
成年後見制度もありませんでした。

その当時にあったのは
禁治産、準禁治産という制度で
個人ではなく家の財産を守るために
浪費者である家族を無能力者とし
その人が家の財産を食いつぶさないようにしたものでした。

しかし
介護保険制度が始まった時
介護がそれまでの措置から契約に変わりました。

そこで
利用者本人が適切に契約行為ができるように
本人の権利を守る成年後見制度ができたんです。

先のもめてる親族の話もしかり。

本人そっちのけで
親族が勝手に、生きてる本人の財産をどうするか揉めるっていうのは
数十年前ならあったかもしれませんが
今ではとんでもない話で
成年後見制度を利用したとしても
本人の財産を勝手に処分することはできません。

また
本人を施設に無理やり入れることもできません。


成年後見人になれば何でもできるということではなく
本人の代弁者として、本人の権利を第一に考える人になるんだということを
しっかり伝えていきたいと思います。


では、金曜日です。
後1日、頑張りましょう!

 

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