誤嚥と肺炎

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おはようございます。

 

昨日は香川県歯科医師会との合同研修でした。

 

今回の研修講師は

岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センターの

山本昌直先生。

 

スペシャルニーズ歯科っていうのが分かりにくいんだけど

説明によると

「食べたり、飲みこんだりすることの検査、診断、リハビリを行う」

ところなんだそうです。

 

なので、摂食機能障害に関する気づきとその対応についての研修でした。

 

ケアマネも医療との連携をしないといけないんですが

どうしても内科中心になってしまって

今まで歯科は一番後回しになっていました。

 

内科的な疾患や膝や腰の痛みなどに目が行ってしまい

口の中の健康や嚥下に関しては

何かことが起こってからの対応になりがちでした。

 

しかし

近年では口腔ケアが全身性の疾患に有効であることが証明されたり

嚥下が十分にできていないと低栄養のリスクが高まることも知られてきて

ずいぶんと介護、福祉の意識も変わってきたように思います。

 

その証拠に、今回参加したケアマネは

前回の20数人より大幅に増えて60人あまりになっていました。

 

また、後半はグループワークでしたが

仕事場の近い、同じ圏域の歯科医師とケアマネなどが

同じグループになるように配慮されていたため

多少は顔見知りになれたのではないかと思います。

 

やはり、ケアマネにとっては医療

特に医師と名のつく人は

なかなか声のかけずらい

ハードルの高い存在ですからね。

 

まあ、そんなことよりも研修の話が大事なんですが。

 

今回は摂食機能の基本的なところから始まり

どのようなところに注意していけばいいのか。

誤嚥と誤嚥性肺炎の関係。

加齢による摂食嚥下機能の変化や栄養状態のチェックポイント。

栄養とリハビリの関係など

多岐にわたる話を分かりやすく教えてくれました。

 

その中で今日は一つだけ

誤嚥=誤嚥性肺炎ではないということ。

 

誤嚥は食物などが気道へ侵入することですが

誤嚥した人すべてが、誤嚥性肺炎を起こすわけではないということです。

 

「そりゃ、確かにそうだわ」

って感じなんですが

なんとなく同じように思い違いをしていました。

 

どういうことかというと

「誤嚥を起こしても、体力のある人は

咳反射などで気管に入った食物を外に出すことができるし

免疫力があれば気管から肺に入っても肺炎にならないことがあるから。」

だそうです。

 

また

「誤嚥したものが菌の栄養になるものなら

肺炎になるリスクは高いが

栄養にならないものならリスクは低くなる。」

とのこと。

 

「なんでもかんでも誤嚥性肺炎になるわけではない。」

と言われていました。

 

なるほど~~。

 

では、なぜ誤嚥が問題なのかというと

やはり

「高齢になるほど接触嚥下機能が低下し誤嚥になることが多く

そこから誤嚥性肺炎を発症することが多いから。」

だそうです。

 

要するに、若い人も誤嚥を起こしているが

体力、免疫力が高いので肺炎になることは少ない。

ところが、高齢になるほどそれらが低下していくために

誤嚥のリスクが高くなり

かつ

肺炎になるリスクも高くなる。

 

ということでした。

 

ケアプランに落とし込むために

どこをチェックしていけばいいか

どのような判断方法があるかは、また今度。

 

では、今日も前向きにいきましょう!

 

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