おはようございます。
「つながらない権利」
聞きなれない言葉ですが、知ってますか?
初めて聞いた時には、なんだ?
と、思ったのですが、
どうも、休日など勤務時間外に、
仕事の電話やメール、LINEなどが来た時に、
その対応を拒否できる権利のことらしいです。
ん~、まあ、
当然といえば当然…ですが、
昭和生まれ、リゲイン世代の私には、
なかなか素直に「そりゃ当然だわ!」
とは、言いにくい権利ですね。💦
当然よね!
という気持ちもあるんですよ。
そりゃ、休日に家族と遊んでたり、食事に行ってるときに、
急に仕事の電話なんかもらっても、めちゃ困りますからね。
でも
自分のやってる仕事が、福祉や介護、
成年後見の仕事となると、そうもいかない。
何らかの対応が必要だったり、
自分じゃないと連絡調整さえできないケースもある。
すべての仕事でできるのか?
例えば、
すごく難しい手術の後の患者の容体について、
数値が悪くなったとか、
拒絶反応みたいなのが出てるとか、
この先生にしかわからないみたいな、
命にかかわるような時には、
「今日はもう休みなんで、電話取りません。」
とは、言えないと思うんですよね。
もちろん、翌日でもいい場合もあるとは思うし、
事前にきちんと引き継ぎや資料を準備しておけばいいでしょうが、
痛みや苦しみのある患者からすると、
医師に連絡がつかないというのは不安でしょうね。
ほかにも、先週あったように、
私が青年後見人をしている人が亡くなったのが時間外で、
私が「そんな時間にかけてきても電話取りませんよ。」と言った場合、
今後の付き合いに大きな支障が出るでしょうねぇ。(;^_^A
でも、昔はそうだった
でも、携帯電話が普及するまでは、
休日も時間外もつながりませんでしたよね。
次の日でも特に問題なかったり
その場にいる人が何とか対応してくれてたりしてました。
しかし、
人間って、一度覚えた便利さはなかなか手放せないというか、
それがあるのが当たり前になるので、
休日、時間外に連絡がつかないと「不便だ」と感じるのでは?
何のための制度か
この権利、日本ではまだ法制度化されていませんが、
それでも、つながらない権利があるからと、
絶対に電話やメールを取らない人が出てくると思います。
でね、
これは誰のためにあるのか?
ってことなんですよね。
基本的には従業者のためにあると思うんですが、
だからと言って、全部取らないのが正解かというと、
私は違うと思うんです。
じゃあ、取れってこと?
というと、それも違っていて、
時間外に対応しなくていい状態にしておくことが重要なんじゃないか、
ということなんです。
情報共有と事前準備
会社でも朝礼したり、情報共有のツールを使ったりしていると思いますが、
もっと、これらのものを使いこなしていこうということです。
朝礼やミーティングが形骸化していませんか?
自分の予定も伝えたり、詳しくは情報共有ツールに入っていますが…というような、
短時間で分かりやすく、情報共有やしてほしいことを伝えられていますか?
また、そのような環境を整えていますか?
自分のことは頼むけど、
人のことは知らんぷりとかしてませんか?
お客さんにも、うちの営業時間はこの間ですよと伝えられていますか?
それが言えるような環境を整えていますか?
結局は働きやすい環境を整えているかどうかだと思います。
皆さんの職場はどうでしょうか?
では、月曜日です。
今週も元気にいきましょう!