おはようございます。
まだ金融庁の発表した資料で
世間は騒いでますね。
しかし、テレビでコメンテーターが答えてる内容とか聞くと
そもそも論点がずれてると感じるんですよ。
「人生100年時代、年金だけでは今の生活は維持できず
年金以外の資金が月55000円必要。
60歳から90歳までの30年間、月額55000円と考えると
約2000万円、年金以外に資金が必要ですよ。」
という話なんですが
なぜか
「そんなに足りないんだったら
年金なんか必要ないじゃないか。」
なんて、年金制度の話にすり替わるんですね。
じゃあ
上の試算は夫婦二人暮らしで
年金は月額22万ほどもらっている世帯と定義しての計算なので
年金を支払わないとなると
その基礎となる月額22万という資金を自分でためなくちゃいけないとなります。
で
月22万×12か月×30年
さて、いくらでしょう?
はい
答えは、7920万円
約8000万円ですね。
年金払わないって言ってる人
これだけ貯められるんですか?
もう一つ質問
現在の預金金利はいくらでしょう?
普通預金は0.001%
定期預金は0.01%
この金利で貯金して8000万円賄えますか?
答えは
もちろんNOですよね。
年金制度が破たんしているとか
貯金ではなくて今の高齢者を支える制度だから
自分が高齢になった時にもらえないんじゃないかとか
いろいろ批判があるのは分かります。
しかし、今のところ年金にある程度頼らないと
これだけの資金を自分でためる、資産形成することは本当に難しいんです。
それに、もし障がい者になった時に
年金をかけていれば障害者年金をもらえるかもしれないという
メリットもあります。
先日も
「年金だけで老後生活できないというのは当たり前やん。
そんなん分かっとったのに2000万の数字だけが一人歩きして・・・。」
なんて話をしてたら
「うすうすは頭のどこかで分かってたけど
それを直視してなかった人が慌ててるって感じですね。」
って言う人がいました。
みんな分かってるんですよね。
でも、どこかで直視を避けてた。
今でも直視を避ける、どこかのお偉いさんはほっといて
今こそしっかりと考える時だと思うんです。
遅いということはありません。
老後資金だけでなくライフプラン全体を
家族や友人とじっくり話し合ってみましょう。
生きている以上、お金の問題を避けては通れません。
汚いことでも嫌らしいことでもないんです。
今のことだけでなく、先を見据えて考えていきましょう。
では、金曜日です。
後1日、頑張っていきましょう!