おはようございます。
介護保険の話しばっかりしてるので
ときどきは社会福祉士らしい話を。
勉強で関わっている子で、視覚情報、聴覚情報に過敏な子がいます。
どういうことかというと
視覚情報過多というのは
目に見えるものすべてが気になる。
ワークにある問題のどこを解いたらいいのか分からなくなる。
どこに書いていたのか分からなくなる。
どこまで答えているのか分からなくなるので、途中で変わってしまって間違える。
聴覚情報過多というのは
聞こえるものすべてが気になる。
自分に話しかけられてるわけではないのに、その声に反応してしまう。
今やっていることをそっちのけにしてでも、返事をしてしまう。
やっていた勉強に戻ろうとしたとき、どこまでやっていたのか分からなくなる。
どちらの傾向がでてきても、さっきまでやっていた勉強に戻ろうとしてできず
結局答えが分からなくなり
迷子状態になってしまう。
以前にも書いたと思いますが、私は視覚情報を取るのが弱いです。
声の方が覚えやすく、声によく反応します。
ただし、自分がほしい情報を取捨選択することができるので
大きな問題にはなっていません。
この子は自分のほしい情報だけを取捨選択することができず
何から何まで気になってしまうようです。
今回は視覚情報を少なくすることを試してみました。
ワークの中の問題をそのまま解くのではなく
別の紙に書き写します。
少し大きめの字で書いて、最後まで解いていきます。
間違えれば消しゴムできれいに消すよう促します。
きちんと答えまで出れば、小さい文字でワークに書き写します。
紙に書いている間も、途中までうまく答えられた時点でほめますが
あまり大げさにほめず、「そうそう」「すごい」「できたやん」ていど。
途中、集中力が切れそうになったり、しゃべったりするときには「しっ!集中」
これだけで、結構な時間集中することができて
「解けた!」
っていう喜びを感じることができます。
1回で大きな効果は出ませんが
これを繰り返すことで、好ましい行動を強化していくんです。
いつもうまくいくとは限りませんが、今のところはいい感じ。
自分の子供が相手だとすぐに腹が立って感情的に言ってしまいますが
よその子だと冷静に観察、注意ができます。
今なら、もう少しましな子育てできるかな~なんて思いつつ
ソーシャルスキルトレーニングの真似事をやってます。
社会福祉士として、こういうのももっとうまくできるようになりたいな~なんてね。
では、今日も笑顔でいきましょう!