とりあえずは…

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雰囲気イケメンさんによる写真ACからの写真

 

おはようございます。


以前、介護施設でドーナツをのどに詰めて入所者が亡くなり
その時介助をしていた准看護師が
業務上過失致死の罪に問われた事故がありましたが
その2審の判決が28日に出ました。

1審の有罪判決を破棄し
2審は無罪を出したそうです。

最初の裁判の時にも思ったんですが、
個人に刑事事件の責任を押し付ける、
それも介護施設の中で食事の介助をしていた人が
個人で罪に問われると言うのは大変なことです。

今までも介護施設の中での事故と言うのはありました。

もちろんあってはいけないことなんですが、
でも人間が生きている以上
転んだり喉に食べ物を詰めたりという事は
どこにいてもあることです。
(だからって、事故があっていいという話では無いんですよ。)

今までは施設で事故があった場合
責任を問われるのは施設の方でした。

今回のように介護施設内の事故の責任を
個人に負わせるというのは今まではなかったんです。

こんなふうに個人に責任を負わされてしまったのでは
ただでさえ人が集まらない介護業界からますます人が逃げていく。
そんな不安を前回の時にも書いたと思います。

その後の裁判がどうなるんだろうと思ってたんですが
今回の2審で無罪になったということで
ほっと胸を撫で下ろしています。

ただ、個人に責任を負わせるということに関しては反対なんですが、
亡くなった方がいると言うことに対しては
当事者だけでなく、周りも真摯に受け止める必要があります。

いくら人が生きていれば事故が起こるといっても
施設内の事故で人が亡くなってもいいという話ではありません。

亡くなった方のご家族にはきちんとした説明が必要ですし
そもそも事故が起こらないように対応、対策が必要なんです。

詳しい裁判の内容や
この事故が起こった背景については分かりませんが、
亡くなった方の家族がどういうふうに思っていらっしゃるのか
十分な配慮や説明が必要だと思います。

また、今回の事故は
施設内での情報共有がうまくできていなかったために起こったものだと思います。
たまたま、好意でおやつの介助に入った
准看護師はそれを知らなかったそうですが
同じフロアにいる職員はそういった情報も
全員が共有しておくことが必要です。

職員間での情報共有がうまくできていなかったために
利用者が亡くなるという事はあってはなりません。

そして、二度と同じことが起こらないように
今後の対応をきちんとしておく必要があります。

今回のような事件で職員が有罪になったら
介護に人が集まりません。

でも、そもそも、施設の構造的な問題を解決しておかなければ
これもまた職員が入ってくれない原因になると思います。

風通しの良い職場にして
利用者が安全で安心していられる場にする。

そして、つらい思いをする職員を出さないようにする。

両方ともできる職場にしていきましょう。


では、今日も前向きにいきましょう!

 

 

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