みんなに知ってほしいお金の話114　銀行は危ないのか？

私がなぜお金の話をするようになったのか。

福祉や介護の情報とともに
生活まるごとお金の相談も受けています、
独立型アドバイザーの大川です。

皆さんのお役に少しでもたてればと、
お金のメンタルブロックが強かった私の
数々の失敗も含め、
赤っ恥覚悟でまるごと書いております。(;^_^A

さて、今日のお話は

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銀行は危ないのか？

少し前に、アメリカのシリコンバレーバンクが破綻し
それと同時くらいに、クレディスイス銀行が
倒産は免れたものの、ＵＢＳに買収されましたね。

このクレディスイス銀行
日本でも少しニュースになりました。

なぜかというと

「青山学院大学駅伝部の監督で
チームを6度箱根駅伝優勝に導いた原晋氏が
少しずつ貯めたお金をクレディ・スイス債に投資していた。」

というのです。

その債権が、一瞬で紙切れになったというので
日本のマスコミが騒いでいました。

原監督が自身で
周りに注意喚起するために公表したようなのですが

これを聞いて
「やっぱり投資は怖い！」
「銀行の債券も危ないんだ！」

なんて、結びつけるのは早計ですよ。

今回原監督が変われていたのは
”AT1債”
という、リスクの高いものです。

ただ、原監督のお話では
「ハイリスクのものという説明はなかった。」
とのこと。

これは販売した日本の金融機関がよくないですよね。

で、この”AT1債”どういうものか説明します。

そもそも、今回のように金融機関が破綻した場合
残った財産を債権者に返していかないといけません。

ここには順番があって
１．預金
２．社債
３．劣後債
４．AT1債
５．株式
という順になります。

どのあたりがリスクが高いと思いますか？

預金は日本でも”ペイオフ”という制度があって
1000万まで保護されています。

※先日のシリコンバレーバンクの破綻のときは
アメリカが全額保護すると発表しました。

社債も比較的安全なものですが
劣後債から以下はとてもリスクが高くなってくるので
当然私たち金融知識のあるものは手を出しません。

でも、日本の、
皆さんがよく知っている金融機関でも
これらのリスクが高いものを売っています。

「窓口で、対面で説明してくれるから安心」

では、ないのです。

話を戻しますが
今回のAT1債

本来は株式よりもリスクが低いはずが
契約条項に「政府の支援が入った場合は無価値になる」となっていたため
価値が0になってしまったというものです。

株は0にならず
それよりリスクが低いはずのAT1債が0になってしまい
非常に珍しい、ねじれ減少が起きてしまった・・・。

これが事実です。

なので

投資が危ないとか
銀行が危ないという話ではありません。

そもそも

リスクの高いものに手を出してはいけませんし
1つの銀行、1つの国に資産を置き続けるということをしなければ

要は

リスク分散がきちんとできていれば
それほど怖がることはないということです。

でも、よくわからない・・・。

そういった方は
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