みんなに知って欲しいお金の話203 年金繰り下げ受給のデメリット

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私がなぜお金の話をするようになったのか。


暮らしとお金 まるっと相談所
独立型アドバイザーの大川です。

皆さんのお役に少しでもたてればと、
お金のメンタルブロックが強かった私の
数々の失敗も含め、
赤っ恥覚悟でまるごと書いております。(;^_^A

さて、今日のお話は

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年金繰り下げ受給のデメリット

 

年金をいつからもらうか

というのは、
私くらいの年齢になってくると
とても気になる話題です。

現在は65歳からもらえるのですが
(特別支給の老齢厚生年金とは別に)
これを繰り下げる(先延ばし)することによって、
年金の受給額を増やすことができます。

 

どのくらい増やすことができるかというと、
繰り下げた月数×0.7%

最大で84%まで増やすことができます。

これは一度決めたらずっと変わらないので、
自分は元気でまだまだ仕事ができる!
と、考えている人は、
年金の支給開始年齢を繰り下げしてもいいと思います。

 

0.7%というと、
マイナス金利が解除されて銀行金利が少し上がったといっても0.02%くらい。

そこから考えるととても高い金利と言えるので、
お得な感じがしますよね。

ただ、国が勧めているので、
ちょっとなんか胡散臭いな~と疑り深い私は思っちゃうわけです(笑)

 

デメリットってどうかな~と考えてみました。

計算すると、
80歳くらいまで生きていると、
60歳で受給開始しようと、65歳でしようと、
さらには70歳から受給開始しようと、
総支給額はほぼ同じになります。

なので、80歳より長生きする予定!

という方なら、出来るだけ受給開始年齢を遅らせた方がいいようです。

 

では、使う目的を考えると、

私は美味しいものを食べて、
ちょっと旅行でも行きたいなと思っているのですが、
いつも言うように75歳からは人の手をとって生きる可能性が高くなります。

なので、自分の足で、自分の好きなタイミングで出かけられる、
75歳になるまでの年齢でお金を使いたいので、
今の私は65歳から年金を受け取ろうかなと考えています。

 

そして、年金は雑所得に分類されます。

要するに給料と同じように、
金額が高いと税金がかかってきます。

そして、税金だけでなく社会保障にも関係してきます。

そう!
ここが一番の注意点。

年を取ると必要になってくる介護保険や医療費!

保険料も高くなりますし、
介護保険を使ったときの利用料

これは基本的には1割ですが、
所得が多い人は、2割、3割負担となってきます。

 

一人世帯なら所得が160万以上、
夫婦二人なら合計所得が346万円から
介護保険の負担割合は2割になってきます。

*所得とは収入から経費(年金なら公的年金等控除額)を引いた額

一人ならあまり超えることはないと思いますが、
夫婦二人で、お二人とも繰り下げした場合は、
もしかすると2割の範囲に入ってくるかも知れません。

 

「いやいや、うちはそんなに年金ないよ。」

という方も多いかも知れませんが、
もう一つ注意点が。

 

私のところに個別相談に来られる方の中に、
個人年金をかけている方がいます。

年間100万円を10年間、70歳からもらう。

こんな年金型保険です。

これ、所得に加算されますからね。

その間は社会保険料や利用料の負担が大きくなる可能性はあると思います。

中には亡くなるまで、ずっと受け取れるという、
めちゃくちゃいい保険に入っている人もいるので、
そのときはさらに要注意ですね。

 

年金の繰り下げ受給。

お得だとは思いますが、
自分の場合はどうだろう?

何に使いたいか、
いつ頃必要になるか

年金定期便などを見て、
一度計算してみてはいかがでしょう。

 

暮らしとお金 まるっと相談所

では、

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ちょっと相談したいわという方は、
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