おはようございます。
アセスメントの書き方について、昨日書きましたが
たまたまある施設の人から、ケアプランについて相談を受けました。
その相談とは
「施設なのでみんな状態は悪く、変わりようがありません。
在宅なら何かができるようになるとか目標も立てやすいのですが
施設では在宅のように自分ですることもありませんし…。」
いや、言いたいことは分かります。
ほんとに変えようのないケアプランというのもあります。
寝たきりで意思疎通が図れない人のケアプランは
どう変えようかと、いくら頭をひねってもなかなか思いつくものではありませんし
ケアマネが利用者の気持ちを想像して書くものでもないですしね。
しかし
そこを
「変えてください。」
って、保険者が言って来たり、更新研修でもそう指導されるんです。
喧嘩する気はありませんが
「え~~~っっ!!」
って、言いたくもなりますよね。
分かる、分かる。
ただ、全部のケアプランが同じようなぼんやりしたものでは
言われてしまうのも
まあ…仕方ないかも…。
そこで、解決方法はただ一つ!
そう!
アセスメント!!
「え?また~。
やだ。」
って人
あきらめてください。
アセスメントしか解決できる道はありません。
相談を受けた人のケアプランは、こういってはなんですが
どの人のケアプランも同じようなぼんやりしたものでした。
これでは、個別具体的なケアプランにはなりません。
「でも、どうやったらいいのか分からない。」
「では、アセスメントはどうしていますか?」
と聞いたところ、案の定
「たいていは複写して、変化のあったところを書き足してます。」
そうですよね。
私も昔はそうやってました。
でも、そのアセスメントではケアプランは変わりようがないんです。
一度、真っ白なところからアセスメントをとりなおしてください。
そして、表面的な聞き取りではなく
普段の様子を観察したり
介護職員から聞き取りをしたりして必要な情報を集めましょう。
例えば
食事の場面を切り取ったとき、聞き取る内容を考えてみましょう。
会話は成り立っていますか?
食事を楽しみにしている様子がありますか?
(早く頂戴とか、私のまだな?って言ってないですか?)
どれくらいの量を食べていますか?
食欲にムラはありませんか?
好き嫌いはありませんか?
自分で食べていますか?
それはお箸ですか、スプーンですか?指や手ですか?
飲み込めていますか?
食事は小さくしたり、とろみをつけたりしていますか?
食事に制限はないですか?
医師から特別な指示は出ていますか?
まだまだ足りないですが、これに対する答えを分析しただけでも
食事を中心としたケアプランにつながっていきますよね。
そんな話をしましたが、まだ続きがあるので、明日にします。
では、毎日忙しいですが
今日も前向きにいきましょう!