チームの力

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おはようございます。

 

土曜日の夜は、歯科医師会で講演でした。

 

っていうと、ちょっとエラそうでしょ。笑

 

実はそんなに大したことではなくて、自分の経験や考えを話させてもらいました。

3連休の初日ということもあったのか

私の魅力がなかったのか

「人数が少なくて申し訳ありません。」

と、主催の先生に言われまして、全部で20数人だったでしょうか。

 

でも、こじんまりとして、一番話が伝えやすい、いい雰囲気だったと思います。

 

参加してくださった皆さんは歯科医師や歯科衛生士。

専門職の方々です。

土曜日の夜、仕事が終わってからの参加。

ケアマネは研修が多くて大変と思っていましたが、こちらも大変そうです。

 

連休明けの火曜日にも研修があるそうで

私だったら逃げ出すな…と、思ってしまいました。

 

で今回、ご依頼をいただいたのは

「訪問歯科」

について。

熱心な先生とそうでない先生の温度差が大きい。

もう少し在宅に目を向けるように言ってほしいとのことでした。

 

いつも書いていますが、口腔ケアはとても大事です。

誤嚥性肺炎にならないために行うのはもちろん

全身性の病気がよくなることも分かってきていますし

認知機能がアップすることも分かっています。

 

訪問歯科に積極的に取り組んでいる坂東先生は

「訪問歯科は歯ブラシ一本でできる。」

とおっしゃっっています。

 

確かに口腔ケアに対して歯ブラシの威力はすごいのですが、実は使うものは歯ブラシだけではありません。

デイサービスなどに勤めた経験がある人には当たり前のことだと思いますが

「あいうべ体操」

「パタカラ体操」

など、口腔体操も口腔ケアの一部です。

 

そこで今回は、歯ブラシや口腔体操

そのほか、指遊びや会話、笑い声などについてお話しさせてもらいました。

 

これもいつも言っていることだと思いますが

本人や家族だけではなかなか上手に口腔ケアできません。

専門家である歯科医師や歯科衛生士が来ても、週1回程度です。

でも、ここに介護関係者が関わることで、毎日でも口腔ケアをすることができます。

特に利用者と1対1で関わるヘルパーの力には、驚くものがあります。

 

目を見て話しかけて、一緒に口腔体操や指遊びを行って笑い声をたてさせる。

姿勢を正しく整えて食事を摂った後に、歯ブラシなどで口の中を清潔にする。

 

みるみる利用者の顔つきが変わり、発語が増え

食欲もアップして、認知機能が上がってくる。

身体機能もよくなり、入院の回数も減ってくる。

 

そんな事例も交えながらお話しさせてもらいました。

 

講演内容で依頼されたのは

「自分の歯科医院に来てくれていた患者さんのところくらいは、訪問しましょう。」

と、伝えること。

知っている歯医者さんが家まで来てくれると、利用者は安心して治療を受けたり

口腔ケアをすることができます。

 

でも、それだけじゃなくて

「介護職をうまく使って、専門職がチームで関わり、大きな効果を出しましょう。」

ということと

「在宅に行けなくても、地域の子供や一般の人に、口腔ケアの大切さについて伝えてほしい。」

ということ。

 

ケアマネもいろんな知識を持っていないといけないけど、全部を知ることは無理です。

他の専門職とチームを組んで、効果的な支援をできるようにしていきましょう。

 

では、連休明け。

今週も元気にいきましょう!

 

 

 

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