おはようございます。
介護保険の改正で、以前から言われているアウトカム評価が
導入されることになりそうです。
導入されるのはデイサービスで。
評価期間の間に、そのデイサービスを利用した人のADLが
維持・改善された場合(一定のレベル以上ないといけません)
その後の一定期間にわたって高い対価を得られるようにする
という案が出ているそうです。
でも、維持・改善されたかどうかなんて
どうやって知るの?と思いますよね。
やっぱり介護度でしょうか?
いえ、今回の指標は
「 Barthel Index(バーセルインデックス)」
というものだそうです。
これは世界的に最も普及していると言われる
ADLの評価スケールだそうです。
リハビリ職の人は良く知っているのかなと思いますが
始めて聞くという人のために
参考になるサイトがあったので貼り付けておきます。
https://rehabili-shigoto.com/magazine/archives/7911
面倒なのか?と思ったのですが
本人のできることに着目して点数化していくもので
比較的簡単に評価できるようです。
ケアマネがケアプランを作るとき
どこに注目するとADLが改善するのか
何を目標にもっていけばいいのか
悩むことも多いでしょうが
バーセルインデックスの内容を見ると
そのヒントになると思います。
こういった指標はデイの職員やリハビリ職の人だけでなく
ケアマネも知っておいて、ケアプランの作成やその前のアセスメントなどに
しっかり生かしていくようにしましょう。
これからデイサービスを利用している人のアウトカム評価で
使ったり、目にしたり、耳にしたりするでしょう。
担当者会議で「バーセルインデックスで評価したところ~。」と言われて
「へ?何それ?」なんて話にならないように
ちょっと覗いて、どんなものか試すくらいはしておきましょう。
ただ、ケアプランの参考になるから
簡単だからと、これだけですべてを評価するのは反対です。
訪問介護や訪問看護、訪問リハビリ
家族や友人との交流で生まれる趣味や生きがい
生活の質についても評価すべきだと思います。
今は身体的な機能の向上に力を入れていますが
生活の質にも注目してくれるよう意見を出していきましょう。
では、今日も寒いですが、元気にいきましょう!