灘 伏見さんによる写真ACからの写真
おはようございます。
昨日は同じように
成年後見の仕事をしている人と話をしていました。
その人は常に利用者の側に立って
支援をしています。
嬉しいこと
困ったこと
驚いたこと
悲しいこと
腹の立ったことなど
実際に経験してきたことなので
お話が面白くて
あっという間に時間がたってしまいます。
話をしながら
二人で「そうそう」と頷きあったのが
成年後見を仕事にしながらですが
「成年後見制度というのは
本人の権利を侵害する可能性のある制度だよね。」
というところです。
成年後見制度っていい制度だと思うんですよ。
ただね
いい制度だから
自分はこの人の後見人だから
だから、何をしてもいいとか
自分がいうこと、することは絶対守ってもらわなくちゃ
って、強制してはいけないんですよね。
善意でやってるからとか
私は社会福祉士だから
私はケアマネだから
この人がかわいそうだから
そんな理由での支援は押しつけになってしまう。
私はそう思います。
医療でも介護でも福祉でも
本人の意思決定支援
ACPが花盛りです。
成年後見制度を利用しているからと言って
本人の意思がないわけではありません。
もちろん
法律に反することや
命にかかわること
一般常識、社会通念上外れていることなどは
いくら希望されてもかなえられないですが
どんなに認知症が重度でも
分からない人、自分の意思がない人ととらえるのではなく
どんなに小さい変化でも見落とすまいと思ってみていると
何らかの反応をしてくれます。
小さな変化
小さなピースを拾い集めて
その人の本当の意思を見つけていきましょう。
その人にとって
一番いいと思う落としどころを探していきましょう。
では、今日も前向きにいきましょう!