おはようございます。
介護保険の話をちょっと横に置いといて…。
またまた今回も、ちょっとうれしい話を。
先日、香川大学の学生に、「認知症サポーター養成研修」を受けてもらいました。
実は香川大学に、万引き防止の研究をしている先生がいて
その先生の授業で
「学生たちがスーパーに出かけて、実際に買い物支援をする」
新しい試みを行うことになったそうなんです。
その前段階として
「声掛けをした高齢者が認知症だったら」
と仮定して、声掛けをどんなふうにすればいいのか、認知症の知識とともにお話ししました。
認知症とは…っていうのだけでは面白くないので
学生さんにも参加してもらって、ロールプレイもやりました。
(もちろん私がおばあちゃんね。)
レジの前で袋の中をごそごそして
「あら~、財布がないわ~。」
ってやってるおばあちゃんに、学生が
「どうしました?一緒に探しましょうか?」
で、袋に手をかけて、中を覗き込もうとすると…。
勘のいい人は分かりますよね。
私演じるおばあちゃんが
「なんな!!
あんたが財布盗ったんな!!!」
って、怒り出す。笑
もう、学生はビビリますわ~。
そんな研修(こんなんばっかりではありませんよ。)をこなし
おととい地域のスーパーに出て、買い物に来ている高齢者に声をかけ
一緒に買い物をしながら、防犯対策を調べたそうです。
その様子が夕方のテレビニュースで出ていました。
たった1回会っただけの学生たちですが、なんだかうれしくなるのは
やっぱり年を取ってきたからでしょうか。
参加していたほとんどの学生は、今まで高齢者と接する機会がなかったそうです。
でも、認知症サポーター研修を受けてもらい
そのうえで地域で買い物支援を行う。
高齢者と学生が少しでも関わる機会を持ってくれる。
これからもそんな機会を増やしてもらい、自然と見守りができる地域になればいいなと
うれしさとともに、これからに期待したいと思いました。
では、今日も上向きにいきましょう!