おはようございます。
5日の介護給付費分科会では、訪問看護についても検討されています。
緊急時や見取りへの対応、適切な訪問看護のあり方
ステーションの大規模化など、安定的な提供体制
訪問看護の一環としてのリハビリの提供のあり方
看護職とリハビリ職の連携のあり方
訪問看護と居宅介護支援を含む、ほかの介護保険サービスとの連携のあり方
などが論点として出ています。
さて、ここで「何が問題だと考えられているのか」というですが
参考資料を読んでもらうと分かります。
ステーションの規模が小さいと、訪問回数が少ないケースが多く
規模が大きくなればなるほど、訪問回数が多いケースが増えてくる。
小さいステーションでは緊急の訪問などが、対応しにくいのではないか?
だから、大きいステーションにしたほうがいいのでは…
とか
理学療法士等の訪問について
その請求が年々増えていて
特に要支援者については、理学療法士等による単位数が半数を占めていて
理学療法士等の訪問のみで
「看護師が訪問することは基本的にはない。」
と返答した事業所が22%もあって
理学療法士の割合が多いステーションは
緊急時訪問看護加算等の算定が少ない
とか。
年々、訪問看護ステーションで仕事をする理学療法士等が増えていますが
その割合が多いほど、ターミナルなどの利用者の対応がしにくく
緊急時に訪問できないなどの問題があるようです。
また、少数ですが、同じステーションに所属しているにも関わらず
看護師と理学療法士等の連携が全くなかったり
リハビリの方針等を共有していないことがあるようで
そんなことも問題だと考えているようです。
これから在宅で療養する人を増やそうとするなかで
訪問看護などの医療はとても重要な位置を占めると思います。
しかし、一方では介護保険や医療保険を適切に使えているのか
無制限に増やすこともできない中で、どう効果的に使っていくのか
そういったことも考えていかないといけません。
そこでステーションの大規模化や
理学療法士等の効果的な訪問ということも論点にあがってきたのでしょう。
これから本格的な検討が行われると思いますが
その行方をしっかりとみていきましょう。
では、今日も前向きにいきましょう!