住宅改修申請のポイント

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おはようございます。

 

先日、住宅改修の申請について

「どこをチェックすればいいのか。

注意すべきポイントは?」

なんて話をしていました。

 

住宅改修を介護保険で行おうとするとき

事前に保険者に申請をしなければなりません。

住宅改修の理由書や見積書

住宅改修の施工前と後の家屋見取り図や現場の写真などを出します。

 

その書類の中で

どこに何をつけるか

理由書と図面、見積書、写真が一致するというのは最低の条件。

 

ただし、それだけではいけません。

 

保険者の担当者と話をしていると

ときどき、理由書と取り付け箇所が一致しないものがあるそうです。

「ケアマネさん、忙しいのは分かるんですが

これちゃんと見てくれてるんでしょうか?」

 

いや、その気持ち分かります。

ケアマネも忙しいので

ついうっかり書き忘れ…ということもあるでしょう。

 

でも、中に

「その人のことちゃんと見て

自宅内を確認してこの図面なのかな?」

と感じるものがあるそうです。

 

なんとなく変だなと感じるとき

保険者の担当者はケアマネにいろいろ質問するそうです。

 

そうすると

「いや、入院中の病院からPTが来て

ここと、ここに、こんなのつけてくださいって

勝手に決めてしまって・・・。」

なんて悩みも聞かれるそうです。

 

「ケアマネさんは医療職には言いにくいんでしょうか?

もっと自信を持って、それは必要ないとか

こっちに必要ですとか言ってもいいのでは?」

とも言っていました。

 

なぜ、そうなるのか。

 

確かにリハビリ職の人から見ると

「膝がこれだけしか曲がらないから

ここに手すりをつけて、段差も解消しないと。

でも、右につけると降りるときも危ないので左にも。」

なんて、どんどん手すりや段差解消が増えていくことがあります。

 

ただ、廊下の右にも左にも手すりをつけてしまうと

「狭くてかなわない!」

なんてことにもなってしまい

「せっかくつけたのにかえって不便になった。」

なんて言われたりします。

 

ケアマネが見るのは「利用者の生活」

 

利用者が自宅で行えていたこと。

今は出来なくなっていても、手すりをつけたり

段差解消をすることで、できることが増えて

以前に行っていたことを、再度できるようになる。

 

利用者がどんな生活を望んでいるのか

そこをしっかり聞き取って

その暮らしを実現するために何をすればいいのか

リハビリ職にも

住宅改修の事業所にも

本人や家族にも

しっかり伝えて

それに対する意見をもらい

すり合わせていきましょう。

 

利用者の本当の気持ちを聞き取り

せっかくつけた手すりがタオルかけになってしまわないようにしましょう。

 

では、夕方には少し冷えるようです。

暖かくして今日も元気にいきましょう!

 

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