依存症の人への対応

おはようございます。

依存症の続きです。

昨日のギャンブル依存症は、特定の行為に対する依存症で

「プロセス依存」

と言われるものです。

他にも、ネット依存症、携帯依存症、買い物依存症などがあります。

アルコール依存症や薬物依存症は、その物質に依存する

「物質依存」

もう一つ、特定の人との関係に依存する

「関係依存」

というのがあるそうです。

時々、アルコール依存症の人やその家族、親戚の相談をうけます。

そんな時、アルコールに限らず、当事者がよく口にする言葉があります。

「他のヤツは依存症やけど、オレは違う。」

「止めれば治る。」

「いつでも止められるんや。」

これ、止められた人、見た事あります？

はい、ないですね。

時々、家族まで同じことを言います。

「お酒さえ飲まなければいい人なんです。」

そりゃ確かにそうでしょうよ。

でも、飲んでるよね。

そして、当事者が必ず言うのが

「自分は悪くない。こうなったのは家族（親、配偶者、親戚など）が悪いからや。」

「ちょっと助けてくれたら、すぐに立ち直れるのに、何もしてくれなかったからこうなった。」

こう言われると家族は落ち込んでしまいます。

「悪いのは私たち？」

なんて、全く非はないのに、罪悪感まで抱いてしまいます。

これは当事者がお金や自分に有利な条件を引き出すために言う言葉です。

もし、家族や親戚から相談を受けたら、そんな言葉で傷つかないように言ってあげてください。

そして、お金を出さない。

お酒などを買い与えない。

家族全員が一貫した態度で接することを勧めてください。

また、依存症は病気です。

上のような言葉を言うのも、依存症の特徴で病気が言わせていることです。

そのことを理解した上で、しかし、毅然と一貫した対応をするように伝えてくださいね。

では、今日も前向きにいきましょう！