借金返済

投稿日:

おはようございます。

 

時々、というか、けっこう頻繁に、利用者や家族の借金問題が出てきます。

「利用者に借金の督促が来てるんですけど…。」

「年金だけで生活しているので、借金を払ったら施設の利用料が払えません。

でも、本人は払わなくちゃいけないと思っていて…。」

「生活保護を受けてるんですけど、借金があるみたいなんです。」

などなど。

 

結論から言うと

「年金と生活保護費は担保や差し押さえできません。」

 

ただし、年金については、その範囲内で本人が少しずつ返したいと思うのであれば、止めるものではありません。

実際、年金生活になる前の借金を、年金生活になってから、少しずつ返済している人もいます。

 

生活保護については、保護を受ける前の借金は、債務整理をするように勧められます。

借金を返済するために生活保護を受けると言うのは出来ません。

もちろん、保護を受けてから借金を作ると言うのも出来ません。

 

生活保護は憲法25条に書かれている

「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」

ために出されているものです。

最低限の生活しか保障していないので、そこから借金を返済すると生活が余計に苦しくなるのは容易に想像できますね。

 

ただ、あまりに金額が大きいと困ってしまいますね。

ほったらかしにするには不安だし、この先支払いし続けるのは難しいし…。

 

そんなときは社協で月2回ほど行なっている無料の弁護士相談や、市役所の弁護士相談、法テラスなどを使いましょう。

社協の弁護士相談は無料です。

専門家に相談すると安心できます。

近くに無料の相談できる場所があるんです。

積極的に活用しましょう。

 

 

では、今日も前向きにいきましょう!

 

 

関連記事