おはようございます。
このところ、児童相談所の問題が
いろんなところで出ていますね。
一つは香川県から東京に転居して亡くなった
船戸結愛ちゃんの引継ぎなどの対応について。
もう一つは南青山に建設予定の児童相談所に対する
近隣住人の反対について。
船戸結愛ちゃんのケースは香川と東京で
それぞれ第三者委員会が検証して
対応のまずさについて指摘していました。
先日のニュースでは香川の児童相談所で
アセスメントシートを作成していなかったとか
結愛ちゃんの虐待された傷の写真を引きついでいなかったとか
そもそも引継ぎ自体が資料を送るだけという
きわめて簡単に済まされていたこととか
いろんな問題を指摘されました。
それに対して対面での引継ぎをするよう意見を言っていましたが
う～～ん、それ現実的なんでしょうか。
できないことをしろと言ってもね～。
そんな感想を持つのは私だけじゃないはず・・・。
で、この結愛ちゃんの事件で世間は
「なんてひどいことを！」
と一斉に親と児童相談所の対応を責めてたと思うんです。
児童相談所の必要性も重要性も分かってるはずだと思うんですが
南青山に児童相談所などを含む複合施設が建設予定っていうと
「南青山の価値が下がる！」
って、一部の人が反対してるんでしょ？
う～～ん。
触法少年などが入る施設も併設するってことで
「治安が悪くなる」
とか
「ランチが１６００円もするところに母子家庭の人が来るのか。」
とか言って反対している人もいるようです。
知らないものが来ることに対して
拒否反応が出るのは仕方がないことかもしれませんが
ランチ１６００円と児童相談所に相談に来る人を比べるのって
あんまり意味ないんじゃないかと・・・。
ただ、説明不足の感はありますよね。
初めの説明会には参加者７人くらいだったそうですし。
設置主体である行政は
しっかりと説明をして理解してもらう努力をしなくちゃ。
知らない人が誤解するようなことをほっといちゃだめだと思う。
それに
みんな「自分には関係ない」と思ってるんだよね。
「自分は絶対に罪は犯さないし
子どもの虐待もしない。」
「児童相談所のお世話になるようなことは絶対にない。」
でもね、いつ環境が変わるか分かんないよ。
子どもに手を挙げることがなくても
精神的な虐待をしてしまうかも知れないよ。
自分はしなくても学校でいじめにあうかも知れないよ。
なにもきっかけがなくても不登校になる子もいるよ。
絶対に児童相談所のお世話にならない！
って言いきれるのかな？
もし、言い切れるのだとしたら
南青山ってセレブの街なんでしょ。
高須クリニックの院長が言ってるように
「恵まれない隣人に優しくできるのはセレブの誇りだよ。
優しくしてあげなよ。」
パチパチパチ
その通りだと思う。
子どもは社会の宝っていうじゃない。
みんなで見守り、育てていこうよ。
まずは、大人が手本見せようよ。
ねぇ、そう思いませんか？
なんだか、ちょっと気持ちが沈むけど
今日も前向きにいきましょう！
