おはようございます。
昨日の続きです。
全国介護保険担当課長会議のなかでもう一つ
「介護サービス事業所に対する指導・監査結果の状況」
も気になりますね。
中身はデータだけなので、会議で何を言われたのかは分かりません。
ただ、そのデータを見る限り、請求事業所の数が増えている割に
指定取り消しや効力の一部停止になった事業所は増えていません。
介護保険制度をしっかり守って運営している事業所が多いのだと思います。
ただ、指定取り消しや効力の停止に至った理由を見ると
人員や設備等が足りなくなったから自主的に辞めたところもありますが
介護保険給付費を不正に請求したとか
初めから人員基準を満たしていなかったとか
う~んとうなってしまうところも見受けられます。
介護保険事業というのは税金で賄われているものです。
報酬単価も決められていて、勝手に値段を決められるものではありません。
おまけにその単価も3年ごとの制度改正で上がったり下がったりします。
(ここのところ下がり続けています。)
もともと決まった報酬の中で行う事業なので
あまり大きな儲けというものは期待できません。
経営が難しくなってくると
「ちょっとくらい」という誘惑に勝てなくなるのかもしれません。
居宅介護支援でいうと
担当者会議を開催していないとか
モニタリング訪問していないとか
基本的なことを行っていないにも関わらずプラン料を請求しているようです。
これも
「今月くらいはいいだろう。」
とか
「ちょっとくらい、分からないだろう。」
なんて気の緩みから起こしてしまうのかもしれません。
保険者は
「公益侵害の程度」
「故意性」
「反復継続性」
「組織性・悪質性」
といった点をみてどのような処分をするか判断しています。
ちょっとくらい…と考えた結果、
事業所の指定取り消しや
効力の停止などにならないよう、気持ちを引き締めていきましょう。
では、今日も元気にいきましょう!