おはようございます。
介護保険って始まってから何年たってると思います?
こんな質問
これを読んでくれてる人には
簡単すぎますよね。
2000年から介護保険制度が施行され
それから20年近くたちました。
私たち介護や福祉に携わっている者には当たり前の話しでも
一般の人には「そういえば前はなかったよね。」
くらいの認識しかなかったりします。
なので、介護保険を使おうと思っても
まず申請が必要だとか
その申請は市の窓口や居宅介護支援事業所
包括などにもっていかないといけないとか
ケアマネがつかないと使えないとか
そんな初歩的なこともほとんど知らないという人が多いんです。
この間相談してきた人もそうで
「介護保険証に・・・」
という話しをしても
負担割合証だと勘違いしている。
自分で申請までは出来たんだけど
「ケアマネはついているのかどうか分からない。」
とのこと。
「ご自分で探して連絡したことがありますか?」
と聞いても
「え?自分でしなくちゃいけないの?」
と、介護認定を受けたら自動でケアマネが付くと
勘違いしてるんですよね。
仕方ないですよね。
利用しようと思う人はそもそも65歳以上だし
身体機能や認知機能が低下してきた人だし
介護してる家族も高齢だったりで
窓口で説明を聞いても
十分に理解するまでいってないんですよ。
介護保険や福祉の世界の中でいる者には
「え?なんで?」
と、思うことが一般の人にはまだ行きわたっていないんですね。
これは不親切以外の何物でもないと思います。
誰が不親切なのか?
そりゃ、国や行政でしょ。
もっと国民に介護保険のこと説明してよ。
高齢者にも分かりやすい制度にしてよ。
もちろん私たちも
「そんなこと知ってるでしょ?」
という姿勢ではなく
ひとつひとつ丁寧に
ケアマネの試験勉強を始めたときのような
驚きや気持ちを持って説明していきたいと思います。
でも
まずは
私たちにさえ分かりにくい
理解しにくい制度になってしまっている
今の介護保険制度を
分かりやすい、使いやすい制度にしてほしい。
これからますます高齢者が増える。
超高齢社会の中で頼りになる・・・はず、の介護保険。
それが分かりにく
使いにくいものであってはダメなんです。
次の制度改正のための検討会が開かれていますが
過去の改正のたびにさらに複雑になってきたという経緯もあります。
今度の改正では
もう少しすっきりと、分かりやすいものにしてください。
お願いしますよ、厚労省!
では、今日も暑いと思いますが
身体に気をつけて
張り切っていきましょう!