おはようございます。
昨日のメルマガにくっつけていた資料は
6月7日に開催された介護給付費分科会のものです。
来年の春には、医療と介護の同時改定が控えていますので
たくさん資料が出ています。
どうですか、皆さんできるだけ目をとおすようにしていますか?
全部に目を通すのは、なかなか大変なんですが、よく読んでおくと
アセスメントをする時やケアプランを作成するときの参考になるんです。
資料には国が何を求めているのか
何を目標にしたいのかが書かれているんです。
例えば、ケアプランに位置づけることが少ない
口腔ケアと栄養ケア
研修などで「口腔ケア」や「低栄養」について聞くことがありますが
実際にケアプランに位置づけようとするとなかなか難しいと思います。
それは、ケアマネが口腔ケアや栄養ケアを
「あんまり知らない。分からない。」
ということや
「どうやっ位置づければいいのか分からない。」
というところからきていると思います。
でも、上の資料の3ページを見てもらうと
(3)に
「在宅要介護者の自立支援には低栄養予防が重要であり…
…栄養改善サービスが進んでいない状況にある。」
とあります。
制度を作る側の人たちは、在宅で要介護認定を持っている人の中に
低栄養の人が一定数いると認識しているということです。
しかし、文章の端折ったところに書いてあるように
通所サービスからの返事では
「栄養改善サービスが必要と思われる利用者がいない。」
とか
「専門の人員を配置できない。」
など、あまり積極的に取り組んでいない様子が見てとれます。
また、最後のページには施設や通所サービスでは…となっていますが
低栄養の予防が入院率の低下や在宅復帰率の向上に
一役買っていると読める記述があります。
在宅でも同じだと思います。
家では好きなものを食べるので、施設ほど管理はできないと思いますが
要介護度を下げたり、入院回数を少なくできる可能性があるのではないでしょうか。
そのようなところに目をつけて、アセスメントを行い
ケアプランを作成していけないでしょうか。
制度改正のときは様々な資料が出ます。
たくさんの資料ですが目を通しておけばいろんなヒントに気づくと思います。
気づいたことをアセスメントやケアプランに取り入れていきましょう。
では、久々の雨です。
植物や生き物にとっては慈雨となるでしょうね。
運転に気を付けて、今日も張り切っていきましょう!