おはようございます。
今日から10月ですね。
あっという間に1年が過ぎていきます。
少し前にしていた制度改正の話なんですが
やっぱりケアプランの有料化の話は続いています。
何度も出ては消え、出ては消え。
それでも国はあきらめてないんですよね。
日本介護支援専門員協議会としては反対してるんですが
経済団体や財務省はケアプラン料の一部負担を
ずっと言い続けています。
ただ、これから先
単純に「ケアプラン料を一部払えばいい」
ということじゃないと思うんです。
昨日書いた医療の再編統合とも関わるんですが
入院できるベッド数が少なくなる。
継続して診察を受けられる病院が遠くなる。
うまく入院できても退院を「早く!」とせかされて
あまり考える時間もなく介護サービスの利用が始まる。
きっと近いうちにこんな感じになるんじゃないでしょうか?
(まあ、今でも退院はせかされますが・・・)
今でも急に入院して
それまで何とか在宅で一人暮らしできていた人が
環境が変わったことによって物忘れなどの症状が出ることがあります。
つい最近も友人の親御さんが
転倒、骨折して入院。
少し物忘れがあったんですが
その症状が悪化したように感じると言っていました。
そうすると「病院から施設入所を勧められた。」
なんて話もあるんです。
こんな時に受け入れてくれる施設というのは
たいていの場合、サービス付き高齢者住宅か
有料老人ホームなど高齢者向けの住宅です。
ということは、そこを利用するためにはケアマネについてもらい
ケアプランを作ってもらわなくてはいけません。
ただでさえ、うろたえているところに
介護保険のややこしい制度説明をしても
なかなか頭には入らないでしょう。
その上にケアプランにまで利用料負担がかかるとなったら
後になって「なんで?」ってことにならないでしょうか?
そうならないために「十分な説明を」
なんていうんでしょうけど
その責任だけ負わされるのは勘弁って感じです。
そもそも、ケアマネジメントにお金は取らない。
誰もが公平にケアプランを作ってもらえるようにする。
というのが、介護保険創設時の説明でした。
それを今頃になってあれこれ言い出して
一部と言えど有料化の話しをするなんて
なんだか初めの説明とも違いますし釈然としません。
しかし、これだけ何度も出してくるんですから
いつかはケアプランの一部負担は実施されるようになるでしょう。
その時にどう説明するのか
それと同時に
自分は選ばれるケアマネになっているのだろうか?
そんなことも気になります。
制度改正のたびにいろいろなネタが出てきますが
今回の改正に向けての会議、資料も
しっかり目をとおしておきましょう。
では、蒸し暑いですが10月です。
今日も前向きにいきましょう!