おはようございます。
23日には歯科医師会との合同研修でした。
なかなか面白かったですよ。
今までは、飲み込めないんだから柔らかい、
飲み込みやすいものを食べてもらえばいい。
誤嚥するから、とろみのあるものでごっくんしてもらえばいい。
そんなふうに言われていましたが、
飲み込みには咀嚼が必要。
だから
初めから液体のようなドロドロしているものでは、
咀嚼しないので嚥下反射が出てこない。
飲み込むという動作をさせるには、
そのスイッチを押すには、
咀嚼という行為をしないと動作が起きない。
という話でした。
そういえば、そうかも。
自分が飲み込む動作をするとき、
いくら柔らかいものでも、飲み込めないときがあります。
(いつもじゃないですよ、体調の悪いときね。)
そんな時は、
再度、口の中で食塊を形成するために、
もぐもぐと噛む動作をして、
舌を動かしてからタイミングを見て飲み込んでいます。
ということは
あまりに柔らかい物、
ドロドロした液体のようなものは、
かえって飲み込みがしにくいってこと?!
ということらしいです。Σ(゚Д゚)
まあ、いきなり噛まないといけない物を、
口の中に入れてもダメですけど、
飲み込みがしにくくなってきたからと言って、
柔らかすぎるもの、液体のようなものを摂ることは、
全く効果がない、
それどころか逆効果ってことなんですね。
ついつい、飲み込めないと言われると、
じゃあ、もっと柔らかいものに・・・と言いがちですが、
そこは、何が原因で飲み込みにくくなっているのか、
改善の余地はないのか、
今はどのくらいできているのか、
など、先に確認してからにしなくちゃいけませんね。
分からないとき、
困った時は、歯科につなげるようにしていきましょう!
食べるは、生きるにつながります。
最後まで口から食べて生活できるように支援していきましょう。
では、今日も笑顔でいきましょう!