おはようございます。
月1回刑務所で受刑者に向けて
日常生活に関することや健康に関する話をしています。
毎年この季節は口腔ケアについて話してるんです。
なんでそんな話をするかというと
狭いところに人がたくさんいるので
風邪やインフルエンザにかかる人が多いんですね。
一人がかかるとあっという間にほかの人にもうつっちゃうんですよ。
口腔ケアをしていれば必ず防げるというものではありませんが
多少の予防効果は期待できます。
それだけではなく
脳梗塞や心筋梗塞
認知症や糖尿病との因果関係も分かってきています。
そんな話をしていくんですが
そもそも自分の歯がほとんど残っていない人が多いんです。
高齢ということもあるかも知れませんが
デンタルIQ(口腔ケアに関する知識や興味)が
低い人が多いのかも知れません。
最近「口腔崩壊」という言葉を聞きます。
口の中に10本以上の虫歯がある。
それを治療していない状態を指しています。
虫歯で歯の根元まで溶けてしまって
食べ物が噛めないという人もいます。
「ほうっておくと重大な病気も引き起こす可能性があるんだよ。」
と伝えると
「歯がそんなにだいじなんて知らなかった。」
「虫歯以外の病気になるんや?!」
そんな感想を言ってくれますが
もっと早くに治療したり歯磨きしたりしてくれてれば・・・。
昔は口の中の病気というと
虫歯と歯槽膿漏くらいしか思われてませんでした。
でも今は大きな病気との因果関係が次々と分かってきてます。
歯磨きって簡単なことなんですが
毎日の積み重ねが大事です。
1日に1回は丁寧に隅々まで磨いて
虫歯や歯肉炎になったら早めに治療しましょう。
80歳になっても自分の歯を20本持つ。
80歳になっても、おいしく食事を食べて
健康に過ごせるように
今から注意しておきましょう。
では、今日も元気にいきましょう!