fujiwaraさんによる写真ACからの写真
おはようございます。
介護保険の制度改定が近づいていますが
この時期になると厚労省だけでなく
財務省のほうからも厳しい意見がたくさん出てきます。
今回、令和2年度 予算執行調査の調査結果の概要というのが出されました。
どのような調査を行ったのかというと
ケアプランの内容を把握して
1年間で内容が同じケアプランがどの程度存在するか
ということを調査したそうです。
この時点で
「うっ」
ってなる人いません?
私も、ちょっと詰まりました。
でね
その結果
すべての要介護度において
約4人に1人の割合でケアプランが1年間変わっていない!
という調査結果が出ています。
なんと
25.5%!
詳しくはこちらを見てね。↓
https://www.mof.go.jp/budget/topics/budget_execution_audit/fy2020/sy0210/0210c.pdf
ここで問題にされているのは
「福祉用具だけのプランもあって
今はプラン作成料は全額介護保険から出ているが
ケアマネジメントにかかる給付費よりコストがかかっている。」
ってこと。
要するに
「給付管理でもらうケアプラン料分の仕事してまっかぁ??」
っていう意味ですよね。
「いやいや、してます。」
というケースもあるでしょう。
介護拒否があって、何とか福祉用具でつないでいるケースもあります。
じわじわと関係を作っていき
数年かけて必要な介護サービスにたどりついた
というケースも知っています。
でも
漫然と同じ福祉用具だけを借り続けたりしていませんか?
「1年間同じケアプランだった。」
という調査結果もあります。
ちゃんと関わって
介入するタイミングを見計らっていますというなら
百歩譲って、ケアプランが同じであっても
アセスメントや担当者会議の内容
支援経過などが違っているはずです。
財務省は給付を減らすために
あの手この手で言ってきますが
それに負けないだけの行動と根拠を示していきましょうね。
何のためのケアプランか?
利用者のためのケアプランで
目指しているのは自立です。
そこを忘れないようにしましょうね。
では、ずいぶん涼しくて気持ちいいです。
あと1日頑張りましょう!