おはようございます。
「エコマップ」
というのを知っていますか?
「見たことある。」
「自分もできるよ。」
という方も多いと思いますが、先日の主任ケアマネ更新研修でその書き方について説明がありました。
「エコマップは見たことないな~」という人でも、ジェノグラム(家族家系図)は常に書いてると思います。
それとよく似たものですが、どこが違うのでしょうか?
ジェノグラムは家族、親族に限って、その関係(つながり)を図にしたものです。
お父さんが健在であるとか、家族の中で誰か亡くなった人がいるとか、利用者が何人兄弟なのか、子供は何人いるかなどですね。
親族の人数は分かっても、誰と仲が良くて、誰と悪いのかまでは分かりません。
その点エコマップは家族、親族の関係だけでなく、隣近所の人、市役所やコミセンの人、民生委員や包括支援センターの職員、近所のスーパー、介護保険の事業所など、様々な社会資源となる機関や人を入れることができます。
また、それぞれの関係性も入れることができるので、利用者を取り巻く環境も一目で理解することができます。
誰がキーパーソンになるのか、地域で孤立した生活をしているのか、それともいろいろな人と仲良く生活できているのか。
様々な情報がエコマップを書くことで整理でき、人に説明するのも簡単になります。
ところがケアマネが書くアセスメントシートにはジェノグラムを書くところはあっても、この便利なエコマップを書くスペースはありません。
でも、別の用紙でもいいのでエコマップを書いてみませんか?
書くことによって、問題が明確になったり、違う視点を持つことが出来るかもしれません。
例えば「身内が誰もいなくてキーパーソンがいない」と悩んでいた人のエコマップを書いてみると、近所の友人がいろいろと関わっていることが分かり、その人をキーパーソンにするという考えになるかもしれません。
以前、マインドマップについて書いたことがありますが、図を描くということは、問題を明確にするのに役立ちます。
書き方がわからない人はどうぞ聞きに来てください。
難しく考えずに、まず書いてみましょう!
では、金曜日です。
今日も楽しんでいきましょう!