善意も奉仕の精神もありません

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おはようございます。


仕事以外のところなんですが
自立準備ホームというのをNPO法人で受けてやっています。

何回か書いてるので知ってる人も多いと思いますが
刑務所から出所してきた人を住まわせて
食べさせて、就職とか自立できるように支援するところです。

以前から大型の更生保護施設というのはありましたが
(香川県にも讃岐修斉会というところがあります)
ただ、矯正施設とあまり変わりがないというか
大型で、家庭的とはいいがたいので
地域にソフトランディングするためには
もう少し家庭的なところがいいという話になって
自由度の高い自立準備ホームが出来ました。

これは、法務省からの委託事業で
厚労省とは比べ物にならないくらい低予算で
人を預かり、住まわせ、食べさせ、就職や日常生活の支援をしています。(笑)

全国に数百の自立準備ホームがあるんだけど
それぞれが個別、独自に支援をしていて
まだ、統一された支援の仕方とかネットワークがないんです。

ところが、2年ほどまえから
全国的なネットワークを作ろうという話が出てきて
今、意向確認の連絡などが来ています。

が!

その設立メンバーが、まあいろいろな人がいて
もちろん法務省OBとか(笑)
既得権でしょうかね~
放したくないんでしょうか
入ってるらしいんですよ~。

まあ、こういう人たちが入って組織化していき始めると
もう止められませんね~。

結局、今の介護保険とか障害福祉サービスとかと同じで
全部、単位での報酬になり
資格ができて
この資格が取れますとか
この資格がないと支援してはダメだとか
こういった基準でやりなさいとか
締め付けばっかりが厳しくなるんだと想像してるんですよ。

いい話じゃないの?
と、思う人もいるかもしれませんが
この自立準備ホームって、ほんとに小さい規模で
善意でやってるところが多くて
そこそこで個別性もあって、面白いんですよ。

その、面白い、他とは違うっていう良さが
全国一律になることで失われるんじゃないかと
そんな気がするんです。

なんだ、そんなこと・・・
と、思われるかもしれませんが
人によって、合う、合わないというのがあるので
個別性、独特の支援の仕方って
ある意味、大事だと思うんです。

ケアマネもそうでしょ?

あのケアマネとは合わないけど
こっちのケアマネとは合う
っていう人いるでしょ。

同じサービスを提供するのは、と~~~~っても大事なことです。
だけど、人間的に支援者と利用者がつながることも
同じサービスを提供するのと同等に大事。

だから

制度やサービスについてきちんと説明して
使えるもの、使えないものを伝えるのも大事。

だけど

そのうえで、人間的な
泥臭い支援をするのも大事だと思うんですよ。

まあ、私はどっちか言うと
同等サービスを提供することに重点を置いてますが。(笑)
(善意や奉仕の精神は、これっぽっちもありません!)

どこまでやるか
どこまでできるかは
その人次第だと思います。

だって、サービスの最低基準を満たしていれば
それは責められることではありませんからね。

プラスをするかどうかです。

ただし

今後のサービスというのは
どんなものでも、プラス何がしかのメリットが必要
となってくるのは明白です。

そういうことも、今後は考えていきましょうね。

あ!誤解しないでね。
無理を勧めるものじゃないからね。
無理せず、できることをやればいいし
無理だと思えばやらなくていい。

そこを選ぶのは利用者だってことです。

私たちができることは
利用者が選べるように、情報をオープンにしておくこと。

それだけだと思いますよ~。


では、今日も楽しんでいきましょう!

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