おはようございます。
子供の貧困について話してきました。
つい先週も
「産まれたばかりの赤ちゃんがいるけど、ベビー用品を買うお金がない。
何かおさがりでいいのでもらえるものはないですか?」
っていう問い合わせがあり、皆さんにも協力していただきましたね。
いただいたものを、相談者を通じて月曜日に渡しました。
「お母さんよろこぶわ~。」
って。
ちいっちゃい靴下や産着
クーハンやベビー布団
みんなが産まれたことを喜んで、笑顔になるはずが
「子供が産まれたからお金が無くなった。」
その子のせいでは全くないのに
貧困と向き合いながら生活していかないといけません。
スピリチュアルな話をする人は
「子供はあなたを選んで産まれてきたのです。」
なんていいますが、好んでお金のない家庭に産まれてくるんでしょうか?
新塩屋の民生児童委員連絡協議会の会合では
「最近気になる子供って見かける?
いなくなったのかな?」
と話をしていました。
小学校が統合されて地域から離れてしまったので、どんな子供がいるのか見えなくなったそうです。
でも、見えなくなっただけで本当はいるんです。
家庭という狭い世界の中で、頑張っている子供たちがいます。
昨年高校生の女の子が、テレビで
「うちは貧しいので上の学校に進学することができません。」
というような話をしました。
すると
「SNSに豪華なランチに行っているのを上げていた。」
とか
「好きな映画を何度も見ている。」
などという批判を受けました。
その時にも書きましたが、日本は食うに困るという絶対的貧困ではなく
周りと比べて貧困であるという相対的貧困を採用しています。
ランチに行けても(しょっちゅうじゃないですよ)、進学ができないのは相対的貧困に当たります。
たとえお金があったとしても、親が使ってしまって子供に回らないこともあります。
ベビー服をあげるのはあくまで一時しのぎにしかなりません。
本当は安定した生活ができるように、家計の見直しや就職の相談など
複合的に関わっていかなければなりません。
地域で気になる子供を見つけたら、市役所のこども女性相談室などに相談して
関係機関と連携できるようにしてみましょう。
貧困、特に子どもの貧困は、深く隠れてしまって周りからは見えにくくなっています。
ケアマネは高齢者が中心の支援をしていますが、居宅を訪問するときに
五感を働かせて、気になる子供がいないか気を付けておきましょう。
では、今日から3月です。
前向きにいきましょう!