おはようございます。
昨年の夏に、認知症の妻を夫が刺殺する事件がありました。
その裁判が先週あったようです。
この事件
亡くなった妻は87歳
刺してしまった夫は86歳
高齢者の二人暮らしだったとのこと。
サービスを使っていなかったのか?と思ったのですが
週に6日間はデイサービスと訪問介護を利用していたそうです。
ケアマネや別居の息子からも
特養への入所を勧められていたそうですが
一人暮らしになる不安や
お金の不安
周りから冷たいと思われることを恐れて
ずっと拒否していたとのこと。
ケアマネや息子は
もともと夫が亭主関白で
認知症と分かっていても妻の言動に腹を立て
怒鳴ることが増えていたため心配していたそうです。
事件の発端は
朝食を食べたにもかかわらず
何度も要求されたこと。
それで事件になってしまったんだけど
関わっていたケアマネも
家族である息子たちも
ショックだっただろうな~と。
裁判では裁判長から「身勝手」と言われたようですが
確かにそうなんだけど・・・
もともと亭主関白で人の意見を聞かない人だったともいうけど
この夫が今まで亭主関白で好きにできてたのは
妻がいたからなんだよね。
実は夫は妻を頼りにしてたんじゃないのかな~?
意識してたかどうかは分からないけど
妻がいなくなることをすごく恐れてたんじゃなかろうかと
そんな気がするんだよね。
それが自分は話し合いの中に入らせてもらえず
ケアマネや息子が施設入所の話しばっかりするから
意地になって拒否してたのかも知れないな~なんて思ったりして。
ケアマネやってると
「こうした方がいいのにな」と思っても
なかなか了承してくれない、本人や家族がいる。
それは、仕方がないことだと思うけど
外から見て客観的な判断ができる人と
その家で暮らしてる人とでは
想いが違うんだよね。
私も過去にいろんな苦い経験があるって
「あの時にもっと分かってあげられてたら・・・。」
と思うこともいっぱいあった。
絶対にうまくいく方法や
完璧な解決方法って言うのはないけど
出来るだけ、利用者や家族の気持ちに寄り添えるようになりたいと思う。
その気持ちを考えながら
一番いい解決方法を考えていこう。
では、月曜日です。
今週も前向きにいきましょう!