座位保持

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おはようございます。


今日で8月も最後ですね。


先日、デイサービスに行きたがらない人について相談がありました。
短時間のデイサービスでも「しんどい」と言うそうです。
そう言っては利用中も横になることが多く
目標にしている「他者との交流」も達成できていない状況とのこと。

さて、どうしたものでしょう。


この利用者の「しんどい」は、どの程度のものなのでしょうか?

担当のケアマネに聞くと
「長時間椅子に座っていることが出来ない。
座っても30分程度」
とのこと。

皆さんならどうですか?
30分座るのがやっとの状態なのに、3~4時間外出しろと言われたら。

嫌ですよね。

でも、家族の希望でデイサービスに行かないといけない。


ちょっとした拷問です。
 

じゃあ、ケアマネとして、本人の希望を最優先し、デイサービスを中止する?

それも一つの方法でしょう。
でも、家族からは文句言われるでしょうね~。
 
 
では、どうすればいいでしょうか?
 
皆さんの予想通り、まずアセスメントです。
本人の状態を正確に把握しましょう。
 
なぜ座位が30分しか保てないのか。
どの程度しんどいのか。
またどこがしんどいと感じるのか。
自宅ではどのように過ごしているのか。
自分で出来ることはないのか。
何だったらできるのか。
したくないこと、反対にしたいことは何なのか。
 
 
聞き取りに時間がかかるかも知れませんが
質問だけでなく応対時の様子を観察することで集められる情報もあります。
 
また、主治医にも相談し、持病についての情報を仕入れましょう。
 
 
情報が正確でないと、効果のあるケアプランは出来ません。
以前にとったアセスメントと同じか、変化があったとすればどの部分か
しっかりと確認して、どうして今のサービスが利用できないのか検証していきましょう。
 
 
ただし、今ある情報から、どこに注目してアセスメントを行なうか
あらかじめ考えておくことも必要でしょう。
 
それについては、また明日。
 
 
では、今日も上向きにいきましょう!

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