おはようございます。
座位保持の続きです。
昨日は体幹が弱っているのでは?と書きました。
その他にも、この利用者に考えられる原因があると思います。
それは、横になる時間が長いことから起こるめまい。
頭部が低くなっている状態から、上半身を起こすだけでめまいが起こります。
めまいが起こると、本人は「状態が悪い」と感じて
もう一度横になってしまいます。
これによってますます状態が悪くなっていきます。
参考HP
http://www.memai-navi.com/sp/medical_specialist/ms0801.htm
その他にも、「うつ状態」になっている可能性も排除できません。
高齢になってくると
身近な人が亡くなった
今までできていたことが出来なくなった
何か病気が見つかった
なんていうことがおきます。
それが原因で、「うつ状態」に陥ったりするのです。
あまり無理強いはできませんが、「しんどい」の訴えが長期に渡ってある場合、専門医を受診したほうが早めに楽になるかも知れません。
また、うつ状態になっている人に
「デイサービスに行かないといけませんよ。
外に出て人と交流しないと、元気も出ませんよ」
などと勧めても、乗り気にはなってくれません。
先日、元香川大学教授の小柳先生の話をうかがいましたが
「そんなときは外出など本人がしたくないことを勧めずに、受容的に話を聞きなさい」
というようなことを言われていました。
家族にとっては外出していると安心できるかも知れませんが
本人の状態をよく観察して、外出するのが適当かどうか判断しましょう。
場合によっては専門医の受診も勧めましょう。
「しんどいから座っていられない」ということから、いろんなことを考えてみました。
一口に座れないといっても、様々な要因があると思います。
周りの人に相談しながら、いろいろと検討してみましょう。
では、金曜日です。
今日一日、元気にいきましょう!