おはようございます。
昨日の合計特殊出生率に引き続き
4日に発表された
「国民生活基礎調査」の結果について。
昨日の話は子供の話でしたが
今度は高齢者の話
子どもの数が少なくて
なかなか生み育てるのが難しいのですが
高齢者の方もかなり厳しい生活になってきているようです。
「65歳以上の高齢者のみで生計を立てる「高齢者世帯」が1693万1000世帯に増え、
全世帯に占める割合は31.2%まで上昇。
いずれも、調査を始めた1986年以降の最多を更新した。」
だそうです。
もう見事ですよね。
65歳以上の高齢者世帯では
(65歳で高齢者なんですから、そこもちょっとどうかと思いますが)
単独や高齢者夫婦のみの世帯が年々きれいに増えています。
当然と言えば当然なんです。
子どもの数もどんどん減っていますし
その子供も親元から離れて就職し
そのままそこに住み続けることが多くなっています。
昔のように小さな生活圏域で暮らし続けることはまれになり
みんな働きやすい都会へと流れていきます。
もし、地元にいたとしても
親と同居の世帯は少ないのでしょうね。
家族の形は数十年前とは
まるっきり変わってきているのです。
これから、まだしばらくは高齢者人口は増えていきますし
認知症の高齢者の数も増えると見込まれます。
子どもが近くにいない
近くにいてもなかなか来てくれない。
そんな家庭も多いでしょう。
介護、福祉、医療などでも
家族が近くにいないことで困ることがたくさん出てくるし
すでに出てきています。
その件数が今よりも多くなる。
そんな社会がすぐそこまで来ている
そういうことなんですね。
昨日は合計特殊出生率を出すのに
外国籍の母親を分母に入れないなんて・・・
と言いましたが
確かに数字を追っていくと見えるものもあります。
ただ
時代にあった計算や調査の仕方は考えるべきです。
世の中のことを正確に知るためには
やはり正確な数字が必要なんだと思うんです。
皆さんはこの統計を見てどう感じるでしょうか?
ぜひ、国民生活基礎調査を見てくださいね。
では、今日も頑張りましょう!