おはようございます。
最近、生活福祉課の人の話を聞く機会がありました。
高松では生活保護を受給する人が増えており
高齢者の受給者数が多くを占めるそうです。
以前から言われていたことですが
高齢になっても年金がほとんどないとか
身体が動かなくなって
それまではパート収入と年金で何とか生活していたのが
立ち行かなくなって生活保護の申請をするとか。
いろんな事情を抱えた人が高齢者には多く
その上に身寄りもいないという場合が多いようです。
先週、身寄りのない高齢者に何かあった時に
どこに連絡するのかという話を書きました。
高松市では長寿福祉課が行旅病人や行旅死亡人に準じて
身寄りのない人の対応をしてくれるのですが
その人が生活保護を受けている場合は少々話が変わります。
先の話を聞く機会の時に
生活福祉課の人に確認してみました。
「生活保護を受けている身寄りのない人が亡くなった時
行旅死亡人の取り扱いが優先するのか
生活保護のほうが優先するのか。」
そうすると
「生活保護のほうが対応します。」
との返事。
ただし
「火葬、埋葬はするが、葬儀は行わない。
親族が見つかった場合はその方にお願いする。」
とのこと。
そりゃそうですよね。
親族がいればお願いすることになるでしょう。
が
ケアマネも本人の言うことを聞き取りするしかできないので
親族の調査については生活福祉課(市)で行ってもらうしかありません。
なので
ケアマネとして本人から聞き取り(アセスメント)したとき
「親族はいない。誰も頼れる人はいない。」
と、言われてそれを記録しておく。
もしもの時は生活福祉課に一報を入れる。
そこから生活福祉課が直接的な対応をしたり
親族を調査して連絡をするという流れになります。
私の周りのケアマネは
かなりな人数の身寄りのない利用者を抱えています。
病院の付き添い(本来業務ではありません)や
入院の手続き(こちらも業務ではありません)
はては、亡くなった時の連絡(なんでケアマネがせないかんの)も
ケアマネにやってくることがしょっちゅうです。
でも、できることとできないこと
やっていいことと、いけないことがあるんです。
いつも言っていますが
担当すべき人や部署を、その役割をきちんと明確化して
役割分担をしながら、すべきことをしていきましょう。
なんでも丸抱えしたり
反対に誰かに押し付けたり
押し付けられたりしないようにしましょう。
では、今日も暑くなりそうです。
熱中症対策をしながら
今日も元気にいきましょう!