おはようございます。
「成年後見制度利用促進法」
というのがあります。
これは平成28年度から施行されている法律ですが
地域共生社会の実現のため
地域で認知症高齢者や障害者が暮らし続けられるように
成年後見制度をもっと活用しましょう
っていうものです。
その中に中核機関を作れとか
市民後見人の養成とか入ってるんですが
なんかね
成年後見に関わっときながら言うのもなんですが
やる気なくなる内容なんですよ。
本来は昨日も書いたように
成年後見人って本人の権利を守る人で
本人の望む生活を支援する人なんです。
しかし、世間では
本人の財産をどうにかできる人みたいに勘違いされてて
その勘違いを訂正することもなく
「もっと担える人数を増やすために
市民後見人を養成して
中核機関で認知症の高齢者の相談にどんどん乗ってください。」
なんてね・・・。
市民後見人の養成だって
少ない費用でやってくれる人を作りたいっていう思いが透けてるし
中核機関だって説明を受けても実際にどんなことをするのか
ちっともイメージがわかない。
挙句に
「まずは看板を上げてもらって
小さく作って大きく育てるというイメージです。」
って!!
そりゃ立ち上げればいろんな相談は来るでしょうけど
何をすればいいのか分からないのに
看板だけ上げて相談を受けなさいって・・・。
今日は厚労省から担当者が来て
説明をしてくれましたが
あまり熱意を感じず。
ついつい、最後に言っちゃいました。
昨日書いた話を。
「お金をどうにかする制度だと思われないように
利用者のためになる、権利を守る制度だと
きちんと周知啓発してください。」
って。
どんどん利用する人の数を増やすのではなくて
必要な人に、必要な制度が届くようにしていきましょう。
では、今日も前向きにいきましょう!